世界のできごと-2012112011210000.jpg

世界のできごと-2012112011270000.jpg


10日ほど前からイスラエルとハマスの交戦が続き

パレスチナ側の民間人が多く殺害されて被害を受けている。


ハマスは、どこから武器や弾薬などを調達しているかといえば

エジプトからで、地下道などを使って輸入をしている。

そのエジプトが、現在はイランから調達をしているというので、

アメリカはアラブ諸国の動きを懸念を示している。


エジプトは、ムバラク政権時代にはイスラエル・アメリカ寄りの

立場を取っており、イランとは対立関係にあったはずだった。


『アラブの春』でムバラク政権は崩壊したものの、同時に

アメリカやイスラエルの望む関係も崩壊したことになる。


今回の交戦によってエジプトがイスラムを信仰し

ハマスに近いスンニ派が占めていることが明らかになった。


エジプトの民衆は『アラブの春』によって政治や経済の改革を行い

国民にとって新しい時代が来ると前向きだったのが、実際は

そうではなかったことになる。


より一段とアラブ諸国の結束力は深まり、イスラエルの孤立化が

目立つようになってきた。


2008年の時のイスラエルとハマスの交戦とは様子が違ってきている。