
10日ほど前からイスラエルとハマスの交戦が続き
パレスチナ側の民間人が多く殺害されて被害を受けている。
ハマスは、どこから武器や弾薬などを調達しているかといえば
エジプトからで、地下道などを使って輸入をしている。
そのエジプトが、現在はイランから調達をしているというので、
アメリカはアラブ諸国の動きを懸念を示している。
エジプトは、ムバラク政権時代にはイスラエル・アメリカ寄りの
立場を取っており、イランとは対立関係にあったはずだった。
『アラブの春』でムバラク政権は崩壊したものの、同時に
アメリカやイスラエルの望む関係も崩壊したことになる。
今回の交戦によってエジプトがイスラムを信仰し
ハマスに近いスンニ派が占めていることが明らかになった。
エジプトの民衆は『アラブの春』によって政治や経済の改革を行い
国民にとって新しい時代が来ると前向きだったのが、実際は
そうではなかったことになる。
より一段とアラブ諸国の結束力は深まり、イスラエルの孤立化が
目立つようになってきた。
2008年の時のイスラエルとハマスの交戦とは様子が違ってきている。