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今日から日本でもX FACTOR シーズン2が始まった。
アメリカの各州でオーディションが行われるが
厳しい審査員と評判のブリトニー・スピアーズは
感受性が豊かで、なかなか的確な審査員をしている。

日本では破天荒なブリトニー・スピアーズとして話題になるが
審査員をしている時の彼女は、応募者達の未来の明暗に
強い責任を感じているので、厳格で真剣な表情を見せている。


上手な人達だけが登場するのかと思えばそうでもなく、
この番組は、歌の上手さよりもハートの熱い人が勝ち残る。
誠実、ひたむきに音楽と向き合ってきた人達が
難関突破をしているようだ。

今日、最後の出場者は、中学高校時代にひどいイジメを経験し
本当に悔しくて、「強くあれ」とタトゥを入れている19歳女性で、
彼女の悲しみが審査員全員の心を捉えて涙を誘っていた。

ずっと、彼女の作った音楽、歌をバカにされ続けてきたが
いつか見返してやるとステージに上がったという。

イジメてきた連中は、口で偉そうなことを言って何もできないが
イジメられてきた彼女は、大きなステージで立派に歌い
多くの観衆の心を掴み取って味方につけた。


日本でも、今、イジメ、自殺問題が後を絶たない。
本当に辛いことをバネにして、自分の心に負けずに
目標を持って前進すれば、心の痛みは形を変えて
成就することがある。

死を選ぶよりも、立派に生きて素晴らしい何かを
形に残すことが大切と、この番組の中でも教えてくれている。

日本も、壮絶なイジメを乗り越えれば成功のチャンスがあると
努力が報われるような番組作りをして欲しいよなぁ・・


サイモン・コーウェルが何を目的に、この番組を制作したのか
ようやくわかってきた。 

世の中の弱者、敗者達が自信を持ってチャンスを掴んで勝者として
生きていける道の手助けをしようと考えている人だ。

スーザン・ボイルを発掘したとき
真の音楽パフォーマーは心が美しい。
歌声が清んでいて美しいと確信したからだと思う。