レオナルド・ダ・ヴィンチ

世界のできごと

最近になり、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたイエス・キリストの作品が発見された。


           どちらの作品もクルミの木の板が使用され、

           同時期に描かれたものと思われる
       モナ・リザ                          救世主
世界のできごと    世界のできごと


                       


                      イエス・キリストを描いた作品 (救世主)

世界のできごと


 100年前白黒写真で撮影された時の状態       修復途中で親指が2つ現れた
世界のできごと     世界のできごと




発見された当時は、髪も髭も赤色で

多くの部分が酷く塗り替えられていた。


木製の枠は、衣裳部分までヒビ割れていたが

顔の部分は、なんとかそれを免れた。


その絵は、1枚のクルミの木のパネルに描かれていたが

パネルは2つ以上に割れており、それを繋ぐことから始まった。


修復家は、それがレオナルド・ダ・ヴィンチの作品であると思わず、

昔、才能ある画家の作品だろうと考えていた程度だった。





世界のできごと         元々の親指は立っていたが

          内側に描き直された痕跡があった

世界のできごと


この救世主の作品では、ペンティメントが行われていた。

ペンティメントとはイタリア語で心変わりという。


絵を描く上ではやってはいけないことであり、

手の指の動きの描き方が変えられていることが判明した。


レオナルド・ダ・ヴィンチ自身が行ったことなのか、

誰かが勝手に変化を加えたのかわからなかった。

親指の瞬間ということである。




キリストのガウンやペンダントなども

微妙に位置が変えられていた。
世界のできごと       世界のできごと




手に持つ水晶は、拡大顕微鏡で観察をしてみると

1つ1つ丁寧に光と影をつけて変化を持たせ

繊細に描かれていることがわかった。               気泡には凹凸が描かれていた
世界のできごと      世界のできごと


                          水晶の拡大写真

世界のできごと


様々な角度から検証した結果、これがレオナルド・ダ・ヴィンチの絵であると

確証が得られた時に、2008年5月ロンドンのナショナルギャラリーに届けられた。

イタリアの著名な学者達によって、これがダ・ビンチの作品であると認めた。






ダイアン・クリスティーヌさんは、このダ・ヴィンチの『救世主』の

修復作業を6年間続けてきた。


(絵の修復家) ダイアン・クリスティーヌ
世界のできごと   世界のできごと




          ▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲



世界のできごと


世界のできごと    世界のできごと


世界のできごと





世界のできごと

世界のできごと


世界のできごと

世界のできごと


レオナルド・ダ・ヴィンチは手の描き方にこだわっていた

世界のできごと

世界のできごと


世界のできごと

世界のできごと


世界のできごと