国際オリンピック委員会(IOC)は6日、当地で総会を開き、

2018年冬季五輪の開催都市に韓国平昌(ピョンチャン)を選んだ。

1988年にソウルで夏季五輪を開いた韓国で初の冬季五輪で、

アジアでは72年札幌、98年の長野に続き3度目となる。


2020年夏季五輪招致を目指す東京には、同じ東アジアで

五輪が連続するため、不利に働くとの見方が強い。


平昌は95人のIOC委員による投票で、1回目で過半数の63票を獲得。

史上初の夏冬開催を目指したドイツ、ミュンヘンとフランス、アヌシーを破り、

三大会連続の挑戦で悲願を達成した。


平昌は北朝鮮との軍事境界線に接する江原道にある。

総会のプレゼンテーションでは過去2度の失敗で貴重な教訓を得たと訴え

韓国の委明博(イミョンバク)大統領やフィギアスケート五輪女王の

キムヨナ選手も登壇した。

 

山間部の平昌でスキーとソリ系競技、日本海に面した江陵(カンヌン)で

スケートやアイスホッケーを実施する。



2011(H23)7月7日 中日新聞