今から64年ほど前の1940年代半ばに、アメリカの医師達が
梅毒治療の為に、ペニシリンの使用法と投与量を研究するために、
元々、梅毒に感染している売春婦を受刑者とセックスをさせ、
また、精神疾患の患者にもセックスをさせたという。
それでも梅毒にかからなかった人々に対しては、腕やペニスを傷つけ
無理に梅毒の菌を入れたということである。それでも梅毒にかからなかった
数名の患者に対しては脊髄注射でバクテリアを注入した。
そして、感染させた後にペニシリンで治療を行って経過を見た。
非倫理的な行為があったと、政府関係者がグアテマラに対して謝罪した。
昨年、マサチューセッツ州のウェズリー大学教授が64年前の
ドキュメンタリーフィルムを発見したことで、その事実が発覚した。
今年1月になり米連邦政府がそれを認めた。
オバマ大統領自らも、この件についてコロン大統領に電話で謝罪を行った。
なお、オバマ大統領は、今後も国際的な独立委員会で調査を行わせると
コロン大統領に語ったとされている。
グアテマラのコロン大統領は、もちろん、人権侵害として遺憾の意を表している。
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第二次世界大戦中に、日本も南京などで731部隊がこうした人体実験を行って来たと
されており、東京裁判でも日本とアメリカの間で、その研究データなどが裏の司法取引に
使われて、関わった医師らは戦犯にならないように配慮されたという。
アメリカが、グアテマラの人民に対してそれを行ったことを認めて謝罪したならば、
国際的な独立委員会で調査をする中で、いずれ731部隊の存在も明らかになるのだろうか。
64年前に行われたアメリカ人医師らによる人体実験と、日本の731部隊の行った
人体実験のデータが無関係かどうかが、この調査によって明らかになれば良いと思う。
アメリカ側の調査によって、その事実が明らかになるようなことがあれば、
中国と日本の関係はどうなるのか・・・