世界貿易センター跡地
埋立地に18世紀木造船の残骸
ハドソン川の埋立地にビル群が建ち並ぶ
このほど、世界貿易センター(WTC)跡地の建設現場で、
18世紀(1700年代)の木造船後方部分の残骸が発見された。
地上から20フィート(6m)下を掘った場所で、船体には
暖炉のようなものが備わっていたようだという。
木造船は、マンハッタンでは初の発見になるが、
アメリカでは、時々、埋立地造成工事をするために
古くなった船が利用されていた。
この発見によって、200年以上前のマンハッタンの南端部が
どの程度水面下にあったのか、昔の地形がわかることになるが、
世界貿易センターなどビル群の建つ地域はハドソン川だった。
1700年代の木造船というと、イギリス、オランダなどヨーロッパ人達が
アメリカにやってきた時代の船ということになる。
アメリカ移民の歴史からみても、かなり古い船体が見つかった。