2年半で辞任したケビン・ラッド元首相
世界のできごと
     
             ジュリア・ギラード新首相

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オーストラリアで、2年半に渡り首相を務めてきたケビン・ラッド氏が辞任をし

副首相で党首を務めてきた労働党党首のジュリア・ギラード氏が首相に就任した。


ジュリア・ギラード氏は、1961年9月29日生まれの48歳で、アメリカの

オバマ大統領は同年8月生まれなので同年齢だ。

海外の先進国は、40代で首相や大統領に就任している人が多いように思う。


ロシアのメドベージェフ大統領1965年9月14日生まれ

フランスのサルコジ大統領1955年1月28日生まれ

イギリスのキャメロン首相1966年10月9日

日本も、いっそこの際オーストラリアに対抗して台湾出身の若い

蓮舫氏を首相にしたら、少しは活気が出るような気がしてきた。



このオバマ氏とギラード氏には共通点がある。

ジュリア・ギラード氏の出身国はオーストラリアではなく、イギリスの一部である

ウェールズで生まれ育ち、4歳でオーストラリアに移住した。

オバマ大統領も、アメリカ本土ではなくハワイで生まれ育ち、海外で育った時期が長い。

共に、一般的な会社員の両親に育てられたところも似ているようだ。


ジュリア・ギラード氏には恋人がいるが、結婚はしておらず未婚で子供もいない。



このところ、ケビン・ラッド首相は国民や労働党内の意見にまったく耳を傾けずに

身近な都合の良い人物達だけの意見を採用して傲慢な政治をしていると批判を

浴びていた。


特に、温室効果ガスの排出権取引制度導入を掲げておきながら

後回しにしてきたことで、党内からも不満の声が大きくなっていた。

ウィキペディアによると、6月に入り、採掘を行う資源会社を対象にした

「資源超過利潤税」の導入案に猛反発を買い、支持率が急低下してたと

ある。


景気悪化により傲慢な景気対策をしようとしたところ、猛反発を買い

辞任に追い込まれたようだ。


急きょ、副首相のジュリア・ギラード氏が党内からの選出により繰り上がりで

首相に就任したので、排出権取引制度導入を進めて行くことが良いのか、

ギラード氏が首相にふさわしいかどうかを選挙によって、国民に問いたいとしている。