Q16 あなたの全ての作品では麻薬が使われている。監督自身も麻薬体験がある。
映画産業に入った際に、コカインの問題があった。
しかしながらスカーフェイス の脚本で克服したが、その当時を振り返ってどうか?
今の若い世代と、昔では、麻薬に対する考え方も違うと思うが、
私は、1960年代までは麻薬などに手を出したことがなかった。
いつのまにか、大麻などに手を出していた。
ジミ・ヘンドリックス ・ビートルズ ・ジム・モリソン などの音楽を
手がけていたし、 ベトナム戦争にも行っていた。
兵士の半分くらいは、このようなことに手を出していた。
その多くは黒人だった。 また別のカルチャーも学んだ。
プラトーンの作品の中でも、それを描いたことがある。
私には、大麻をしている人の方が人間的に思えた。
一概には言えないが、酒を飲む人の方が人を殺しているだった。
そういったように、長所短所があったと思う。
コカインは、本当に悲惨だった。
スカーフェイスを手がけたときに、はっきりと伝えた。
スカーフェイスで、はっきりと克服することができたが、
そのあたりでは、さまざまな問題はあった。
でも、つまるところ・・・・・今は、こういう結果だ。
バランスが取れた。
常に考えたのだ。
法律というのは、愚かに思える。
少し変かもしれないが・・
( 戦争で人を殺そうと思ったら、麻薬や酒にでも溺れなくちゃ
やってられないというようにも聞こえた。)
Q17 ドアーズ が公開されたが、作品が批判されている。
ドアーズのキーボード奏者マンザレクなども批判しているが?
最初から、批判されるとわかっていたのか?
いや、まさか批判されるとは思っていなかった。
あの映画、いい映画だったよと、今でも言われている。
私は、あの時代をとらえたと思っている。
そもそも、マンザレクは最初から問題があったのだ。
というのも、私は彼のアイディアを採用しなかったからだ。
だから、彼は、最初から私を恨んでいるのだろう。
もちろん、言う権利はあると思っている。
しかし、他の元メンバーであるロビー・クリーガーや、
ジョン・デンスモアなどにも参加してもらった。
そして、きちんと裏づけを取っていた。
Q18 主演のヴァル・キルマー はどうだったか?
当時がひどかったよ。でも、最近は、まともになってきたね。
アレキサンダーも参加させた。
バル・キルマーには、180度の転換をさせたが、
あの時は、怪物のようで大変だったよ。
Q19 JFK によって、論争が起きるとわかっていたはずですよね?
そんなことはない。
私は、このような法令委員会の偽善を明らかにしたので、
感謝されるかと思っていたんだ。
私は、その頃はまだ若かったので、体制というものを
あまりよくは理解していなかった。
でも、新聞社を支配しているんだよ。
たとえば、ワシントンポストやニューヨークタイムズなんかもそうだ。
多くのテレビ局も支配しているし、だから戦ったよ。
私たちは、作品のために徹底的にリサーチを行った。
私は、実に多くの証人たちに話を聞いた。
実際に話を聞いてみたし、現場にも行った。
事件の時の現場にもいた。FBIの事情聴取も受けた。
でっちあげたものではない裏づけのあるものと考えている。
結局、オズワルドには無理だったと思う。
Q20 監督は、常に論争を巻き起こしたいと考えているのか?
いや、そんなことはない。
いつも笑顔を浮かべているよ。
怒りばかりでは、何も成し遂げられない。
できるだけ、怒りをコントロールするべきであり、
建設的な目的で使うべきだよ。