
オバマ大統領が、イスラム世界とは戦争をしないとスピーチした日に
シリア人の男によって、暗殺計画が行われていたようだ。
オバマ大統領は、その日は、フランスに滞在していた。
男がオバマ大統領を刺殺しようとしていたとして、トルコ当局は
4月3日(金)に逮捕した。
オバマ大統領がトルコ入りしたのは、その2日後だった。
大統領に対しては脅迫があることはよくあるというが、この事が発覚してからも
ヨーロッパ歴訪のスケジュールの変更は、何も行われなかった。
トルコのシークレットサービスは、トルコ当局と協力をし捜査を進めていると伝えている。
サウジアラビアの新聞報道によると、シリア人の男は、アルジャジーラなどから偽造した
パスポートを受け取っていた。
アルジャジーラのテレビの許可証を持っていた。アンカラでオバマ大統領に
近づくことの可能な報道パスを所持していた。しかし、ナイフを所持していれば、
大統領に近づけるかといえば、そうではない。金属探知機を通らなければ
記者会見会場には入場できない。そのため、危険物を所持していたために
大統領には近づくことは不可能だったとみている。
アルジャジーラは、このシリア人の男について、まったく知らないと説明している。
この数日間、警備は強化されていた。
日曜日にジャーナリストは、鞄など念入りに荷物を調べられた。
ジャーナリストらは、プラハからアンカラまでシークレットサービスと共に専用機に乗り、
アンカラからイスタンブールにかけて手荷物の捜索が、かなり念入りにされていた。
マスコミの中に、犯人もしくは共謀者がいたのではないかと思われていたのではないか。
トルコ当局は、これだけの重要人物や大勢の報道関係者を迎えることに慣れていないため
こういった事件への対応に懸念が高まっていた。
アメリカ当局の話によると、シリア人の男はイスタンブルで生活しており、
最大3人の共謀者がいたのではないかと言われている。
大統領に近づいて刺殺しようを計画していたということだが、現在、この男の
供述の分析が進められ、捜査が行われている。
こういった脅迫を重く受け止めているが、しかしながら、この犯人は、
オバマ大統領に、近づくのは無理だっただろうといわれている。