スリランカのラジャパクサ大統領は、タミル・イーラム解放のトラは敗北したと

議会において公式な勝利宣言を行った。

このことにより、30年近く続いてきた内戦は終結を迎えたとしている。


先日の政府軍の攻撃により、タミル・イーラム解放の指導者は殺害されたと

していたが、実際は、解放軍によれば死んではいないという話もある。

ゲリラ化してテロを継続する可能性があるとみられている。




2009.2.4

2月4日スリランカ独立記念日


今日2月4日はスリランカの独立記念日。

スリランカ大統領は、解放のトラは敗北に向かい、

この内戦は、数日のうちに終息するだろうと伝えている。


ここ数日前から、同国北部ムライティブ周辺で、スリランカ政府軍と

解放のトラ(LTTE)による戦闘があり、50人以上の一般市民が

死亡したと見られている。


どちらが砲撃したのかはわかっていないが、空爆が行われ、

クラスター爆弾が使われたと思われる。 狙われたのは病院だった。

そこで10人以上が死亡し、80人以上のスタッフなどが地下に非難している。


本当に、解放のトラは敗北するのだろうか?


解放のトラは、スリランカ政府によって狭い地域に追いつめられており、

敗北の現実に直面している。この先、テロ攻撃が始まるかどうかを

見ていかなければならないが、大統領のコメントが正しいとして、

政府は、何らかの政策を打ち出すと見られている。


政府は、地方分権と似たようなことを行うだろう。

北部と南部を分断して提言を行い、野党が古い分権に賛同するか、

それとも他の提案をするのか、それらについて解放のトラが

同意するかの考えを待たなければならない。


今後、テロ行為、暴動などの心配について


地方分権は承認されるだろうが、政府によって、これまでのように少数民族に

対しての人権侵害が続けば、民主的なプロセスを取っていないことになる。

彼らは国防省をはじめ、政府がコントロールしていることに不満を持っている。

1948年以来、スリランカの中の少数民族に対しての対応が良くない。


政府が大きな変化を実地しない限りは、ただ地方分権を進めたところで、

この事態が大きく変わることがないのではないかと見ている。