今日、別府大分毎日マラソンがある。
国内外の招待選手のタイムを見ていたら、今日走る選手の中で
最も良いタイムを持っている選手は、ペースメーカーのケニア人
ジェイソン・ムボテだった。
昨年のソウル国際マラソンで2位になり、2時間7分37秒の
記録を持っている。この選手は、世界ランキング20位内にも
入ってそうな有名選手で、なぜ、ペースメーカーなの・・?
何か別のマラソンに備えて、ここではペースメーカーに徹する
つもりか、調子良ければ走り抜けてしまうつもりか・・?
最初からペースメーカーとして、良いポジションで走るのだから
30kからどうするのかな?と思った。
調べてみたら、ペースメーカーは契約によって走って良いものと
いけないものがあるそうだ。この別府大分毎日マラソンは、
30kmまでは契約で、そこから走ってゴール優勝してもかまわないらしい。
次に速いのが、ケニアのピーター・ケプロティチ。2時間8分49秒の記録を
持っていて、2007年に別大マラソンでペースメーカーをしたことがある。
そのため、このコースを熟知しているので自信を持っているようだ。
国内選手で、西田隆維もケニアの選手と同タイムの記録を持っている。
けれど、この記録がいつのものなのかがわからない。
風が強いようなので、歴代記録より早くゴールすることができるかどうか
わからないが、どの選手もベルリン世界陸上への切符を手に入れるために、
2時間8分以内のゴールを目指して走る意気込みを感じる。
モロッコ人のアディル・アンナニが優勝した。
やはり、ムボテはペースメーカー向きではないような気がして気の毒だった。
優秀なペースメーカーについていける選手がいなかったようだった。
ムボテには、正式ランナーとして走って欲しいなぁという気がした。
突き放して、トップでゴールする姿を見てみたかった。
ベルリン世界陸上では、ムボテクラスのマラソンランナーが大勢いそうだ。
今日、ムボテの走りについていけない日本人マラソンランナー達を見ていて、
世界の選手達と肩を並べて走ることは厳しそうだなと感じた、別大毎日マラソンだった。