日本と国交正常化交渉で北朝鮮の代表を務める
宋日昊(ソン・イルホ)朝鮮国交正常化大使が
10月以降、日本側が接触を図っても連絡が取れない
状況にあることがわかった。
日本人拉致被害者に関する内部情報を日本側に
漏らした責任を取り、謹慎しているのではないか。
思想などの再教育を受けているとの情報がある。
8月半ば、中国瀋陽で開かれた日朝実務者による
公式協議には、北朝鮮代表として出席していた。
9月始めに再調査の延期を日本政府に伝達後、
共同通信の取材に応じた。その後から消息が把握
できなくなったとされている。
宋氏は謹慎となる前に、北朝鮮指令部の許可なく、
日本人が北朝鮮で生存することを示唆する情報を
漏えいしたとみられている。
なぜこの時期に宋氏は、日本に情報を与える気持ちに
なったのかなと思った。ちょうど、この頃は、金正日総書記
の体調悪化の報道が錯綜していた時期とも重なっている
ようでもある。
1つわかったことは、ソン・イルホ氏は人の心を持った人であり、
この拉致問題には、本当のところは心を痛めていることを感じた。
拉致問題の解決が遠のいたような気がした。