歴史の教訓 | スキャルピング三昧!

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ここ最近、歴史書、youtube、ネット等で1900年代から近代までの歴史を調べていました。

異常に興味を持ってしまいまして。

以前から歴史は大好きで、小学校の担任(3・4年時)が社会の教師で、この先生の影響で将来は社会学者になると言っていたものです。

その当時は自転車にまたがり、史跡巡りや土器の発掘、資料館などに毎週行っていました。

幼稚園の時から今も、放浪癖は治りません。

幼稚園時は親の自転車を拝借して、どこかに放浪。

サドルに届かないので、いつも立ちこぎ。

小学生で一人で九州旅行したり、

自転車で日光や軽井沢に行ったり、

電車に乗ってどこかに行ったり、

いつも親には捜索されていました。

帰りの電車賃がなくなり、親に泣きながら電話して、

歩いて30キロを帰ってきたこともあります(小学生時)。

そんな幼少期でした。


さて。

歴史。

分かりやすく端的に解説します。

まずは日露戦争。

黄海海戦と日本海海戦が有名ですね。

あの世界最強のバルチック艦隊を撃破し、日本も世界の列強に肩を並べました。

旅順を乃木大将率いる陸軍が制圧し、東郷海軍大将がバルチック艦隊を撃破しました。

ここから見えてくるのは、緻密な情報収集とリスクヘッジや様々な想定をした戦略、そしてその戦略を実行できる十分な訓練。

これらが勝利へと導いたと言っても過言ではありません。

そこから戦争は戦艦の時代に入り、各国は戦艦増産に入ります。


しかし、第二次世界大戦に入ると、その戦略が頭から離れらない日本上層部。

パールハーバーに宣戦布告し、飛行機では戦艦は沈められないと言われていましたが、大きな戦果を挙げました。

自身で実行しておきながら、時代が戦艦から航空機に代わっていることに気付かなかったのです。

アメリカはこの教訓を基に、空母の増産、航空機の増産、対空砲などの研究に入ります。

しかし、日本は未だ気付かず戦争は戦艦の時代だと思っていました。

戦艦の闘い方は、戦艦対戦艦が大砲を撃ち合うと言うことです。


その後のミッドウェー海戦、マリアナ沖海戦、レイテ沖海戦と、多くの海戦に日本は挑みます。

まず、ミッドウェー海戦ですが、戦力的には圧倒的に日本は有利でした。

しかし、情報収集を怠らないアメリカは日本の暗号を全て読み解き、ミッドウェーを攻撃し、いつ来るかまで分かっていました。

当初アメリカは再度ハワイだと考えていたようですがアメリカの策略にまんまとはまり、日本がその暗号はミッドウェーだと教えてしまうのです。

アメリカはすぐさま航空機を飛ばし、迎撃します。

日本はこのとき、索敵を怠り、近くに敵がいることさえも分かっていませんでした。

この時の戦術自体も破綻していました。

アメリカの飛行機は日本よりも長く飛べない。

アメリカの飛行機が届かない位置から日本の飛行機を飛ばして敵を打つ。

しかし敵はもう既に近くにいた。

情報収集の時点で既に負けていたのです。

結果は多くの空母や航空機を失う大敗となりました。


そして、マリアナ沖。

レイテ沖と続きます。

これらも情報は全て筒抜け。

情報収集の怠慢、情報伝達の不足、武器の性能の違い、戦略の甘さ、ミッドウェーで大敗したにも関わらず戦い方を変えない、多くの戦死者を出し航空機の操縦士の訓練不足、不十分な訓練、行き当たりばったり。

レイテ沖の場合は、更にアメリカの拘束された官僚がレイテ沖の作戦資料一式をアメリカに渡してしまいます。

それをアメリカ側は全て翻訳し、全部隊に配ります。

しかもその拘束された官僚は日本に戻りそのことを報告しません。

それで海戦が始まるのです。

結果は再起できないほどの惨敗。

この大敗が制空権、制海権を譲渡し、沖縄・硫黄島上陸、本土への空襲を容易にすることになりました。

そして無謀な大和の特攻命令へと続くことになります。



これを経営に転換して考えると

簡単に言うと、

勢いだけの行き当たりばったりは破滅する。

いつかその勢いは衰えます。

気持ちやモチベーションは長続きしません。

人間の士気や集中力はそんなに長く維持できない。


情報収集の怠慢。

何をしていいか分からないと言う人を多く見てきましたが、

だったら情報収集をして下さい。

これが全ての根底です。



かなりもうかるFXFX

戦術・戦略の破たん。

誰からどう質問されても、理論武装と実行できる策を考えてください。

ここはこうなったらどうしますか?

この場合はどうするのですか?

全部答えられるように。

そして実行できるように。


今までの経験や勘は時に邪魔をする。

常に進化をして下さい。

今まではこうだったではなく、これからはどうなるのか。

時代に則し進化をして下さい。



ミッドウェー、マリアナ、レイテ。

これは全て稚拙な戦略と進化の停滞。

勢いだけ。

これで突入した戦いです。

結果はどうだったでしょうか?

ではアメリカ側はパールハーバーの教訓を活かし、進化し、日本側の情報をほとんど入手し、その上で緻密な作戦を取ってきました。

そして、追い詰められ余裕がなくなると、人間この様にある種の自暴自棄の行動に出ます。

もうダメかなと思ったら一旦立ち止まり、冷静になり、そこで分析し、立て直し、進化をしなければならない。

泥船を幾ら漕いでもいつかは沈む。

例え木造船であったとして、つぎはぎだらけでは遠くへはいけない。

一旦退き深呼吸しリセットし、一から再構築する。

急がば回れではないですが、それが最短の道だったりするときもあるのではないでしょうか?

勢いで起業することは私は歓迎します。

勢いがなければ踏ん切りなんてつきません。


勢いだけでは歴史を顧みても勝てはしない。

そして裁量以上の物を望んでも維持はできないしいずれ崩壊に繋がる。

ナチスも日本もイギリスもローマ帝国も。

あれこれと興味を持たずに、これだけは誰にも負けない一つ。

それが強いと思います。

他芸は無芸に等しいから。

歴史から色々学んでみてください。


時には退くこともいずれ勝ちに繋がる。

それが最良だと思えば決して負けではない。

肉を切って骨を断てばいい。

時代の先を読む必要なんてなく、

時代に従順し柔軟に考えればいい。

それに適応できる能力と進化が必要。