モアイ像 うみべの広場 | SC南三陸のブログ

SC南三陸のブログ

南三陸サポーターズ倶楽部
持続可能な社会を目指す生産者と消費者のコミュニティです。

チリと日本の友好を現し、鎮魂と復興の思いを乗せたモアイ像2体を安置した『うみべの広場』が志津川街区の海側、八幡川沿いに完成しました。


1960年5月23日午前4時過ぎ(日本時間)に発生したチリ地震M9.5で発生したチリ地震津波は、時速750kmで太平洋を横断して、22時間半後24日午前3時に三陸沿岸に到達しました。


約8mの津波高で甚大な被害がありました。その30年後チリ人彫刻家に依頼して、ふるさと創生事業で松原公園に建造したのが、向かって右側のモアイ像です。


久々の完全体モアイ像

松原公園は、東日本大震災で被災、流出したモアイ像は発見されたが、首から上だけが、志津川高校に仮設置されていた。今回胴体と合体して元の姿を取り戻しました。


卒業記念写真に納まる頭だけモアイ

2013年震災復興祈願に新たなマナ(霊)の入ったモアイ像を寄贈出来ないか?チリの彫刻家マヌエル・トゥキ、ベネディクト・トゥキ親子によって製作された目の入ったモアイ像が、チリ海軍によって日本に運ばれて来ました。


かつて、部族抗争や津波で倒壊したチリのモアイ像を、高松の企業(建設クレーンメーカー)がクレーン機材と技術をボランティア提供して、15体復元、イースター島の世界遺産登録に貢献しました。


その時の恩を、東日本大震災からの復興へと向かう南三陸へ、恩送りして頂いた形です。




レプリカは世界中にありますが、マナ(霊力)の入った目入りのイースター島製のオリジナルモアイが海を渡るのは、初めての事です。関係の深いクレーンメーカーへのお披露目を兼ねて、大阪港に到着したモアイ像は、長旅の末、仮設商店街に2013年に設置されました。


仮設さんさん商店街に設置されたモアイ像


新設商店街に設置されたモアイ像



商店街の新設移転に伴い、モアイ像もまた移設されました。

今回うみべの広場新設に伴い、モアイ像2体が移転お披露目となりました。


震災復興記念公園から伝承館、さんさん商店街を抜けてうみべの広場まで片道1.5km。ぐるっと3km回遊してみませんか?