自伐型林業 | SC南三陸のブログ

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南三陸サポーターズ倶楽部
持続可能な社会を目指す生産者と消費者のコミュニティです。

SC南三陸サポーター会員登録ありがとうございます。事務局の波伝の森山学校(ハデンノモリヤマガッコ)です。
今年度は、千件を超えるサポーター登録を頂きました。
新規会員様にもSC南三陸の取り組みが伝わるように、少しずつblogにもアップして参ります。

会報では海産物や漁師の皆様を優先して伝達して参りますので、今回は事務局の紹介です。

写真は令和2年7/21、/22実施の作業道講習の様子です。徳島の林業家橋本光治先生に線形の付け方、自伐型林業のキモとなる幹線・支線の入れ方を教わっております。

波伝の森山学校は、2014年から自伐型林業(作業道をつけて長伐期多間伐施業)を実践しております。自伐型林業は、低コストで環境負荷を考えた持続可能な林業のスタイルの一つです。
岐阜の森林文化アカデミーからインターン研修の写真です。
令和2年度は、厚生労働省の林業就業支援事業の委託を受け、林業就業支援アドバイザー宮城担当(自伐型林業協会)となっております。主催は株式会社エヌアイエスプラスです。

2月に林業就業支援20日間講習を南三陸で実施予定です。伐木等の業務に係る特別教育と小型車両系建設機械の特定教育及び実地での作業道研修、伐採研修を約20日間実施して、林業新規就労者の資格取得と、実践の入り口をサポート致します。
興味ありましたら、ご参加お待ちしております。詳細は後日以下のサイトの公式発表をご覧ください。



林業の研修や、地域資源の活用をするのが波伝の森山学校です。

企業研修や学生研修スタディーツアーのコーディネートを行い、間伐によって森が再生することが、海の環境の再生にも寄与して、牡蠣の成長につながるという森と海との連環を、体感して頂きます。当社だけで完結するのではなく、農林畜水産コミュニティを通して、会員の皆様に農林漁業体験を提供して参りました。

その中でパルシステム様とのご縁を頂き、復興支援の継続と、ご縁を大切に育む持続性のある関係性の構築の為に、組合員理事様より様々なアドバイスご指導ご鞭撻を賜り、継続的な産地交流の実践と、学び・遊びのスタイルと、その課題を抽出して解決していくチームビルドについて、複数年の検討と実践を経て、単なるお客様と業者の関係ではなく、パルシステムの友の会に近い関係性、コミュニティという替えの効かない関係性と、企業体という代替可能な関係性の中間にある持続可能なフラットな組織を目指して、SC南三陸という参加型の会員制倶楽部に致しました。

会員の皆様には、南三陸内の体験のご案内と並行して、出張交流機会を設けて、『漁師の料理教室』や『えびす祭』を茨城・栃木・東京にて開催して参りました。

“開催した”という結果の報告だけにならないように、見落とされがちな過程の可視化を目指しております。

①一次生産者が自らの言葉を紡いで、直接消費者に語り掛ける機会をつくること
②会員という機会を活かして、積極的に生産者の過程を見て知って触って応援して頂けるように、ヒトモノコトの厳選と機会の提供に努めて参ります。

今年度は、コロナ禍もあり、体験コンテンツの自粛期間が続いており、皆様にもご不便をお掛けしております。
安全安心な状態を保てるように、今暫くお待ちください。

震災とコロナ禍を通じて、可視化されつつある『経済・社会の停滞』と『成長の鈍化』、過疎高齢化を15年前倒しされた沿岸部のプレーヤー達が『復興』という長期戦をいかに暮らし、生業の再構築に挑んでいるのか、そしてその活動が何に支えられているのか(文化的・経済的・社会的)少しずつ明らかにしつつ、利己的で近視眼的行動では培うことが出来ないコミュ二ティ内のモノ、ヒト、コトの関係性を、可視化・言語化出来るように精進して参ります。


潮風を浴びて、海を眺めながら林業が出来るという厳しくも豊かな恵まれた自然環境の中で、震災から続く過酷な状況を耐え忍びながら、日々の楽しみを見つけていく。子供達がここで暮らしていけるように、沿岸部の持続可能な産業を模索する者が、SC南三陸のプレーヤーです。

Instagramでは、農林畜水産コミュニティの暮らしをお届け致します。