皆さまこんにちは!
待ちに待った、
『心中・恋の大和路』
のディレイ配信を観ました!
記憶が鮮明なうちに、
感想を書いておきたいと思います。
お付き合いいただけます方は、
お付き合いいただけますと幸いです(土下座。
宝塚歌劇団雪組
東京日本青年館公演
『心中・恋の大和路』感想。
◆あらすじ◆
舞台は江戸時代の大阪。
主人公・忠兵衛は飛脚問屋の主人だが、最近は遊女・梅川に夢中で仕事にも身が入らない様子。
そんなある日、
忠兵衛は梅川に身請けの話が出ていることを知る。
必要なお金は300両という大金。
忠兵衛はどうしても梅川と一緒になりたいと、お客様のお金に手を出すこと(封印切)が頭をよぎる。
親友・八右衛門からも忠告を受け、
悩みに悩む忠兵衛だがーーー。
という感じでしょうか(ざっくり。
いやぁ~、
泣きました!
有名な作品ですし、えりあゆ(壮一帆さん・愛加あゆさん)時代にも観ているので、内容は知っているんですけど・・・
2幕後半は、
もう辛くて辛くて。
涙が止まらず・・・
旦那さんにドン引きされるレベルで泣きました。
では、ここから先は
キャストの皆様ごとの感想を。
◆忠兵衛(和希そらさん)
飛脚問屋・亀屋の主人。
最近は遊女・梅川に夢中で仕事にも身が入らない。
いや、色っぽ!!!
そらぴの湿度高めの色気が爆発していて、そらぴ大好きマンとしては大興奮でございました・・・!
恋に夢中な忠兵衛さん。
与平に「人様の金に手を出したらアカン」って諭していたのに・・・
自分でフラグを立てて、
盛大にフラグを
折っていくスタイル。
バッキバキに折るじゃーんwww
ダメって言ってたやないですか・・・涙
自分が当事者になるとダメなタイプなんでしょうね。
自分の事になると、冷静さを欠いてしまうというか・・・
それだけ梅川を愛しているんだと思うんですけど。
本当に梅川の事を思うなら、なんかもっと上手いやり方があったのではないかー!うーん!
クラウドファンディングとか。
(話変わります)
そらぴ忠兵衛さんは、
賢い雰囲気なのにどこか危なげで。
♪石ころや300両や♪ソングとか、
めちゃくちゃ良かったです!
いや~でも、
本当に何でしょう。
余韻が・・・
抜けないです。
◆梅川(夢白あやさん)
忠兵衛と恋に落ちる遊女。
あやちゃん梅川が、
本当に可愛いんですよ・・・
ワタクシ梅川って、
一歩間違えばメンヘラかまってちゃんというか。
(立派に死んでみせます!とか言うし)
実在したら仲良くなれそうにない、
ニガテなタイプなんですけど(爆。
忠兵衛の事が大好きで、
素直にその愛を伝えてしまうが故というか。
なんか、後半になればなる程、
梅川が可哀そうで胸が苦しくなるんです。
クライマックスの忠兵衛のお父さんとの場面なんて・・・
まじで辛過ぎて辛過ぎて・・・
「お前の息子のせいやねん」
って言わない梅川。
何なら、
「ひと目だけでも会ってやってくれませんか?」
ってお父さんに、言うんですよ(涙。
良い子すぎないですか・・・(号泣!
※数行前まで「友達になれない」とか言ってた人
梅川は、本当に忠兵衛が好きなんでしょうね。
「華やかに盛大に送り出されたい」と夢を語っていたのに、それが無理だと知ってからもずっと忠兵衛の事が大好きなんです。
あやちゃん梅川が、
いじらしくていじらしくて・・・
可愛くて可愛くて・・・
心から彼女の幸せを願いました。
◆八衛門(凪七瑠海さん)
丹波屋の主人であり、忠兵衛の親友。
忠兵衛の事を思って、助言をする。
いや。
八衛門が一番正しいんよ(真顔。
何も間違った事言ってないです。
その通りです・・・。
という気持になりましたよね。
忠兵衛には
こんなに良い友人がいるのに・・・
何ゆえ忠告を聞かないのか(頭を抱えながら。
八衛門はいつだって
忠兵衛の事を大切に思ってるんですよ。
クライマックス、
山の中へ逃げる2人にも差し入れをして・・・
追手たちに刀を向けられても、
「見逃してやってくれ」と言う。
ラストの歌唱は、
「生きて欲しい」
という八衛門の想いがひしひしと伝わってきて、
本当に素晴らしくて。
かちゃちゃんの包容力とも重なって。
今思い出しても
号泣してしまいます。
あああ、
本当に辛い・・・
※思い出し泣き
◆かもん太夫(妃華ゆきのさん)
槌屋の遊女で、梅川の先輩。
私、かもん太夫大好きなんです~!
綺麗で優しくて、
この作品の良心・・・!
ゆきのちゃん、
美しかったですね・・・!
なんか本当に見ているだけで涙が出そうになるというか。
大好きなのは、
自分を慕う与平にお座敷で会う場面。
与平が一生懸命貯めたお金を、
“心のこもったお金”と言って受け取って。
お礼にと、自分の髪飾りを差し出す。
これがナンバーワンか・・・
と、思わずにはいられませんでした。
梅川にも優しく忠告するし、
遊郭を出ていく時も美しかったですね・・・!
(その幸せそうな後ろ姿と、それを見る梅川との対比にまた涙)
◆与平(諏訪さきさん)
亀屋の手代で、かもん太夫を慕っている。
かもん太夫と与平が好きです。
お客様のお金を見て、
「このお金があれば太夫に会える」
と、魔が差す与平。
それを止めて諭すのは、
忠兵衛なんですよね。
なのに、
後戻りできない所まで行ってしまう忠兵衛。
「忠兵衛さんは私を諭してくれたのに・・・」
ほんそれーーー!
そして、与平と言ったら後半の歌唱。
名曲ですよね。
また、
すわっちが上手なんです~!
Twitterでフォロワーさんも言われていたんですけど、
役としての感情が伝わってくるというか・・・
ただ上手いだけじゃないのが本当に好きです・・・!
◆孫右衛門(汝鳥伶さん)
忠兵衛の実父。
えりたんの再演時も、
この孫右衛門さんに泣かされましたよね・・・。
今回も泣かされました・・・
孫右衛門は、物語の終盤に梅川と出会うんですけど。
梅川が“自分の息子の妻”とは知らないんですよ。
下駄の鼻緒が切れてしまって転ぶ孫右衛門。
咄嗟に助ける梅川(優しい。
でもそんな梅川の手が綺麗なのを見て、
「キセルよりも重いものなんて持ったことないだろう」
「男を狂わす魔性の手」
「可哀そうな忠兵衛」
とか言うんですよ~!!!
辛い、
辛過ぎる・・・!
元はと言えば、アナタの息子さんがね・・・
と、割って入りたいくらい(ヤメナサイ。
でもその後に孫右衛門が言う、
「相談してくれれば、どんなことをしても300両作ったのに」
という言葉。
私、えりたんの時から自分も年を取ったから分かる。
親ってそういうものだよね・・・。
客観的に見たら忠兵衛の方がやばいんだけど、
梅川を恨んでしまうし、自分の子を助けたいと思うものですよね。
しかもそれを遠くから見てる忠兵衛。
辛い。辛過ぎる・・・
6人しか書いてないのに、
安定の長さになっております(汗。
でも、それくらい長く語ってしまうほど、
本当に素晴らしかったんです!!!
そらぴ忠兵衛は、賢いのにどこか危うくて。
あやちゃん梅川は、本当に忠兵衛が大好きで。
2人は雪山で最期を迎えるわけですが、
「何か良い手だてはなかったのか」
と、ずっと考えてしまう作品でした。
何でしょうね。
配信で観て数日たつというのに、
余韻がすごいです。
観た方にしか伝わらないと思うんですけど、
この何とも言えない感情が少しでも伝われば幸いです。
あー、
アレクサ、
300両かして(真顔。