和裁サークルに参加してみました。
寒い日で、
和室の障子を開ければ
窓の外は、手入れの行き届いていない裏庭、少し荒れていて
自由にしている植物や木が
秋の終わりの色になっていました。
物悲しい風景に気持ちが静かになっていき、ああ、私はこの季節が本当に好きだなぁと嬉しくなりました。
和裁は、、、
何にもできません!!!
何にもわからないんです!!!
でも、楽しくやれそう、何よりも手を動かすのが好きな人の集まりだから。
一人一人が自由な課題に取り組んでいて、和裁を、基本や基礎からではなく生活の一部として捉えている。
針と、糸と、くけ台、アイロン
後は好きなものを、作りたいものを作らせてくれる、
例えば今日は
長物を解いてハンテン二枚にしようとしている人
綿の長物を縫う人
胴裏をぬう人
リサイクルの反物から袷を縫う人、などなど!
私は静かに、、、持ち寄りの単を解き裏からアイロンをかけたよ。
「あなた、それじゃぁ糸屑だらけになるわよぉ。こうしてやるのよ、これで糸を引いて御覧なさい、ほーらねぇ
気持ちいいでしょう?」って
美しい解き方を教えてもらいました。
弟子に準備ができたら師は自ずと現れる、とはこのような時間に身を運ぶことができる、タイミング、目に見えないものの存在、力を言うのだなぁ。