古く、硬く、重い、短い振袖の帯。
それしかないわけじゃないだろうけど、私に与えられたのはそれ。
店のディスプレイ用に何かして、
と頼まれた。

先日断った仕事があった。
内輪の催しで、振袖の帯結びのコンテストに出ろと店長に言われていたけれど、
左手人差し指を骨折してからまだ一ヶ月で早く着せるのは難しいのだ。
ゆっくりならできる
痛い指を使わないよう暇つぶしのようにするのなら大丈夫。
しかし多分、私が断ったから面白くないなって人が職場に居るのだ、新人を吊るし上げてみたい輩。

今日はディスプレイ用にとやんわり言ってきたが
あきらかに私を試すつもりなんだろうなと。

やりましたよ、ゆっくりね。
このような古典的な帯は硬くて短いから
昔ながらのふくら雀や立矢、文庫結びあたりが理想的なのだけれど
私、、、
全部忘れました!笑

一応文句は言われず
駄目出しもなく、
輩たちはつまらなそうでしたが
お人形さんは静かにショーウィンドウへ行ってくれました、ホッ。
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