糖質制限、糖尿病患者には勧めず 学会、安全性に疑問 | 素人サイエンティスト、スーパー糖質制限食に警鐘をならすブログ

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素人サイエンティストが、スーパー糖質制限食を実施中に起きた機能性低血糖(血糖調節異常)症について考察、情報収集および治療に役立てる。糖質制限食はほんとうに大丈夫なのか??副作用について考え、警鐘をならす

 ご飯やパンなどの炭水化物のみを極端に制限して減量する「糖質制限食」について、現時点では糖尿病患者に勧められないとする提言を日本糖尿病学会がまとめた。同学会が制限食についての見解を示したのは初めて。

 19日午前の厚生労働省食事摂取基準に関する検討会で説明された。

 糖質制限食を巡っては、短期的には減量や血糖値の改善につながると考えられている。しかし、長く続けることによる安全性や効果ははっきりせず、国立国際医療研究センター病院などは1月、5年以上続けると死亡率が高まる可能性があるとする論文を発表した。

 このため、日本糖尿病学会は、生活習慣が主な原因となる2型糖尿病の患者の食事療法について検討。全体のエネルギー摂取量を制限しないで、糖質のみ極端に制限することについて「安全性などを担保する証拠が不足」と結論づけた。

 その上で、1日に取るカロリーのうち、炭水化物で全体の50~60%(1日150グラム以上)を取るのが妥当とした。運動量が多い場合などは、炭水化物の量を増やすことも検討できるという。