若返ったら待っているこんな生活 ①
和服のモデル
着物雑誌のモデルさん。
細くて確かに見目麗しく
お着物もとてもよく
お似合いです。
でも、実際お着物を着る年代の
私達に、こんな8頭身の人います？
腰の周りや背中に
お肉をたくさんまとった
還暦近い私の年代の女性が
同じ着物を着たら
同じように見えると
本当に思いますか？
それに、0が一つ多い様な
高価なお着物は
そうそう買えるはずもなく
きれいだなぁ。
いつかあんなお着物着たいなぁ
ため息をつきながら
雑誌を眺めるだけ。
それでいいのですか？
《息子の卒業式》
母から譲り受けた羽織を着ました
お母様や、知人の方から
もう着ないからと
お譲り頂いたお着物
たくさんありませんか？
それらはきっとその方々の
思い出や思いが詰まっていて
捨てるに捨てられないけれど
良いお着物のはず。
それを雑誌のモデルさんのように
着こなしてみてあげましょう。
え？
そんなことできるはずない
じゃない？
見た目もスタイルも
モデルさんとは
全く違うのだから
いえ、できるのです。
🎵ボロは着てても心は錦🎵 古っ
ボロではありません
じつはこれは義弟のお嫁さんの
お母様が大事になさっていた
お着物をいただいて
仕立て直したもの。
１５５センチしかなく
私とも身長差が８センチあるし、
とても細い方なので
着丈（着物の長さ）も
身幅（着物の前の幅）が
少し足りていません。
でも、いただきもののお着物でも、
きちんとお手入れをして
綺麗な着付けと
品格のあるしぐさを身に付けたら
こんな風に映れるのです。
実は、私、上のお写真大好きなのです。
首から方のラインがとても
綺麗で上のモデルさんに
負けていないでしょ？
後姿がね
一流の振る舞いを身に付けて、
自分の人生に自信を持ち
笑顔で毎日暮らしたら
どんどん若々しくなり、
さらに自信ができ
品格まで身に付くのです。
モデルさんの様に
見目麗しくなくても
ほうれい線がだだ下がりでも
白髪まじりの髪になっても
下っ腹がぽっこりしていても
その人の振る舞いに
品格さえあれば
決して一流の着物雑誌に載っている
モデルさんに引けを取らないのです。
《しぐさ美人メソッド３周年記念式典》
同じ席のお客様と一緒にピース
私は「しぐさ美人メソッド」の
講師として
振る舞いを学び
着姿に自身のなかった自分から
自分の着姿を楽しめる
私に変わりました。
自分の着姿を楽しめることで
肩の力が抜けて、
より柔らかい着こなしが
できるようになってきました。
頑張らなくていいのです。
力を入れない頑張らない姿が
なにより美しいのです。
最後までご覧いただき
ありがとうございます。
しぐさ美人 大阪紬
稲田康子