《マイストーリー》 40
やばい!!風紀委員顧問に見つかる
高校3年生になって、岸和田4人組で難波にある大手の予備校に通い始めました。
英語と数学と古典。
最初のうちは、楽しく行っていましたが、だんだんさぼろうか、面白くないよね、となって、
塾の終わる時間まで、お茶をしたりして楽しく過ごしておりました。
親に出してもらった予備校代は、結構な額だったと思います。
自分から言い出した予備校通いなのに、なんて無駄なことを親にさせていたのか。
つくづく申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
が、当時の私はそんなことを思うこともなく、予備校に行くと言って
夜まで遊び続けます。
ある時、さぁ帰ろうかと難波駅へ向かって4人で歩いていた時の事、
前に見えるのは、学校の風紀委員の顧問の先生の見回り!!
やばい!!!
一瞬にして、上げていたセーラー服の上着の裾を下ろし、スカートも下げノーマル丈に戻しました
こんばんは!
こんな時間まで、こんなところで何をしてるんや
予備校やったんですよ
こんなところでか?
はい、難波の予備校なんで
ほら、学生証です!!
そうか。頑張れよ。
ハァイ
親の気持ちを裏切り、生徒の風紀を取り締まって下さっていた先生方の期待も裏切り、なめきった高校生と成り下がった私。
ダラダラと夏も過ごし、結局ほとんど、勉強せぬまま秋を迎え、私は担任の勧めで私学の推薦入試を受け、第一志望に落ち、なんとなく書いてしまった第二志望に合格しました。
思っていた学部ではなかったので、推薦入試を断ってもらおうと思ったのですが、担任の先生に。
あなた、何を考えてるの?推薦入試断れるわけないじゃないの。
ここでいいわよね!!!
は、はい
と言うことで、私の受験はあっさり終わり、思ってもいなかった
ドイツ語
を学ぶこととなったのです。
私は何をするために、ドイツ語を学ぶのか?
そんなことを思いながら、受験から解放された喜びに、またまた遊び呆けるのでした。
こうして、英語の教師になりたいという夢が、高校時代にぼんやりしたものに変り果て、なんとな~くドイツ語を学ぶことになりました。
進路はバラバラ
岸和田四人組解散
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《マイストーリー》 41
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しぐさ美人メソッド 公認講師
大阪紬 稲田 康子