一回目のお腹の手術の後、私のお腹の傷は赤色の長~いミミズがのっかているような状態になってしまいました。私はケロイド体質らしく、傷が赤く盛り上がってしまうんだそうです。
予期せぬ腸閉塞での二回目の手術で、先生方はそのお腹の傷を開いて再び縫い合わせる時に、前回よりも気を使ってはるかに細かく縫ってくれました。その後もテープで固定して、傷が広がってミミズのようにならないようにしてくれました。その頃の私は、未来のある女の子だったもので…
「傷が広がらないように、太っちゃだめだよ~」 少し太ってしまい太ミミズな部分もありますが、一回目に比べると色もうっすらピンクでかなりきれいな傷にしてもらいました。
今は医学も発達して、ケロイドに対しても軟膏やテープなどいろいろと予防法があるらしいです。
お腹に傷があると、「お嫁に行けない」とか、「モデルにはなれない」とかいろいろ冗談で言われましたが、モデルになんかなる素質もないし、お嫁には運良く行けたし、こっそりビキニも着てみました
30歳を過ぎ、女の子ではなくなった頃、胸にドレーンを入れました。わき腹ならぬ、わき胸?の位置に1から2センチくらいの切開をしました。先生は私と同い年くらいの女医さんでした。話しやすそうなので言ってみました。「私ケロイド体質なんで、傷が盛り上がらないようにしたいんですけど…、邪魔にならないように…」
女医さんは普通なら、二針で縫う傷を三針で縫ってくれました。お腹に比べるとわき胸?は皮膚が伸びちぢみする場所ではないので、まずまずのきれいな傷になりました。
これからもっと年をとって、手術することになったら、やっぱり傷はきれいにしてもらいたくなるのでしょうか?
でも私が思っていても、先生に「もう、いい年だしねぇ…、気にしなくても…」と一蹴されそうな気がします