私が書く文章はオチまでがダラダラと長い
ので、今日は結論から書きます。
結論: 世の中知らなかったことだらけ。
LVMHの社長だか会長だかとにかく、
LVMH率いるベルナール・アルノー氏の
アルノー家はエルメスの大株主だった
エルメスはみんな知ってると思うけど、
リシュモンやLVMHはたまたケリング
といったコングロマリットに所属(？)
してない独立(？)した会社。
(プロっぽく説明できてなくてごめんなさい。)
文化伝統を重んじる孤高の会社という
イメージでしたが、、、
エルメスの主な株主を見て驚いた
わかりにくいけど、↑黄色くハイライトした
Arnault Family = 1.870%
LVMHの会長兼CEOはBernard Arnault
ベルナール・アルノー(調べた)
そのアルノーファミリーがエルメスの株を
2パーセント近く所有しているってこと。
今日Googleで調べたらすぐに出てきた。
このサイトがどのくらい信憑性があるか
などはわからないけれど。
このGoogleの検索結果によると、
エルメスの筆頭株主はほとんどエルメス関連
ですね。そこにアルノー家がどうにか
入り込んでいるように見える。
5%近い保有のNicolas Puechも
エルメスファミリーです。(これは調べた)
私は非常に驚いた事実ですが、
みんな知ってるの？
LVMHの創業家がエルメスのエルメスファミリー
に次ぐ大株主って周知の事実なの？
とにかく、なんでこんなこと
調べたかと言うと、断捨離です。
断捨離してたら、古いWall Street Magazine
が出てきたんです。
なんでこんな無料のものを大事に持ってたんだ
私！
呆れながら
ペラペラめくると、ギャルソンの川久保玲に
ついて書いてあったり、私がかつて好きだった
マーク・ジェイコブスのコレクション写真
がスタイリングされてて、よく見たら
Fall Fashion Issue でした。
ファッション特集は捨てられない
性分です。
読み物としては、The Battle for Hermes
という記事があって、捨てる前に
目を通してみるか！と思い
何気なく読んでみたというわけ。
そしたら「LVMH のベルナール・アルノーは
なんでこんなにエルメスを欲しがるのだ？」
という見出しから始まり、エルメス社は
断固としてエルメスファミリーが会社を、
株を、伝統を、文化をLVMHから守るんだ
で締め括っていていました。
それで、
冒頭の画像、Googleに聞いたというわけです。
いやいや驚きました。
色んなブランドを買収してリブランドしている
LVMH、エルメスも狙っていたのかと。
このWall Street Magazine、なんと
2011年9月発行ですよ！
(当時都内で勤めていた職場が、
Wall Street Journalを取っていたのです。
許可もらって、Wall Street Magazineを
もらっていました。と言うか、新聞
だけ1ヶ月保管で、あとのものはすぐ捨てられて
いました。それを引き取っていた感じ。)
この記事では、エルメスが家族経営を
一生懸命守っているのがよく伝わって
きました。
面白くて、そしてその記事と現在を
比較したくて、ちょっと調べちゃいました。
エルメスの主力売り上げはやはり革製品で、
40パーセントを占めているのですね。
地域ごとの売り上げはというと
日本だけで9.4%!!
アジアと日本(すなわちアジア圏)で売り上げが
50%超え。
そう考えると、アメリカ(北米のみ？ 南米まで
入れる？)で20%切ってるのは少なく感じて
しまうな〜。
このサイトの情報がどのくらい信頼できるか
わかりませんが、面白い情報ですね。
さてWall Street Magazineの記事に
戻りますが、その中に「みんなが大好き
ケリーは$8,450から、バーキンは$8,850から」
って書いてあるのですが、この値段、今現在と
比べたら全然違う？
(もちろんUSドル表示です。)
また、カレは$385(90x90センチ)
だって！
エルメスの古今東西が全くと言って
わからない私ですが、たしか
カレは今、日本では1枚が10万円超えて
いませんか？
21世紀も四半世紀が経とうとしている
昨今、まだどこにも買収されていない
エルメス、すごいぞ！と評価すべき？
このまま頑張って欲しい。
エルメスの革製品なんてなにひとつ
持っていない私が言うのもなんですが…
古い記事を読んでエルメスにすっかり
感情移入しちゃった。
色々と勉強になりました！