お顔の脂肪注入(額、こめかみ、眉間、頬) 術後3ヵ月 | 医師の技術教育指導担当 Dr村松@湘南美容クリニック

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湘南美容クリニック新宿本院主任医長兼技術指導医Dr.村松が日々の症例や美容外科に関することを分かりやすく解説します。

本日ご紹介する症例の患者様は20歳代半ばの当院スタッフです。

 

丸みのある柔らかい印象のお顔になりたい、ということで脂肪注入術であるコンデンスリッチフェイス法(額、こめかみ、眉間、頬)を行いました。

 

術前→術後3ヵ月です。

 

 

 

やや骨ばった印象の輪郭から丸みのある女性的な印象に変化しています。

 

お顔を正面から見て、目から上の部分にボリュームが出ると、相対的に目から下の部分のボリュームがスッキリして見えます。(このことについては以前解説しておりますのでこちらからご参考になさってください)

 

この効果があるので目から上のボリュームが少ない輪郭の方には脂肪注入が非常に適していると言えます。

 

斜めから見ると眉骨がやや張り出し直線的に見えていた額のラインが眉骨から連続して丸みのある女性的な印象に変化しています。

 

横から見ても直線的であった額のラインが丸みを帯び、額から眉間にかけてボリュームを出したことで目元にもちょうど良い彫りが生まれています。

 

 

ところで今回のコンデンスリッチフェイス法ではどのくらいの量の脂肪を注入したのかと言いますと…

 

濃縮されたコンデンスリッチファットのみを、額、こめかみ、眉間には総計86㏄、頬には両側合わせて18㏄注入しました。

恐らく一般的には相当多い方であると思われます。

 

しかし特に額の脂肪注入においては10数年前から数多く執刀してきた結果、このくらいの量が十分な結果を出す為には必要不可欠であると考えています。

 

 

額、こめかみ(+眉間)へのコンデンスリッチフェイス法ですが、いわゆるダウンタイムがしっかりあります。

 

術後2,3日 腫れのピーク。重力に従って水分が降りてくるため(※脂肪は降りてきません)、目が開かないくらい浮腫む

術後1週 水分が更に降りるため、目はパッチリ開くがフェイスラインがかなり浮腫む

 ここから徐々に脂肪の吸収も進み始める

術後3週~1ヵ月頃 浮腫みが完全に無くなりつつ、吸収もそれほど進んでいないため、非常にベストな状態

術後2~3ヵ月頃 吸収が終了し完成する 術後3週頃に比べ物足りなさを感じることもしばしば

 

 

脂肪注入術は1度の施術で満足出来ればベストなのですが、どうしても定着の程度には個人差があるため、2度目以降が必要になる場合もございます。

 

当グループでは術後1年間以内は同一部位の2度目以降の脂肪注入を希望される場合は初回価格よりも割引がありますので詳細に関してはカウンセリングの際にお尋ねくださいませ。

 

以上、ご参考になりましたら幸いです。