本日ご紹介する症例の患者様は20代の女性、以前に他院で埋没法二重術をお受けになられたことがあったようですがまぶたが非常に厚く取れてしまったようでした。
奥二重にしつつまぶたの厚みを減らしたい、とのご希望でした。
術前の状態です。
若干のたるみを減じつつ、ROOF切除を併用してまぶたの厚みを改善することにしました。
(たるみ取り併用全切開法二重術+ROOF切除 MD式)
術後1週の抜糸時は私の休診日にいらしたので確認出来ませんでしたが術後13日、「奥二重でなく二重幅が広い」とのことでかなりご不安になられたようで急遽診察を行いました。
かなり泣き腫らした状態の術後13日(完成度40~50%)の状態です。
(カルテ用の写真しかなく画像が悪いです…)
術後2週ですと腫れはまだ40~50%程度しか引いていないのが一般的です。
泣いた状態でこの状況であれば概ね完成に近づく術後6ヵ月頃にはご希望に近い奥二重状になるでしょう、と何度もご説明し、何とかご理解頂けました。
術後1ヵ月(完成度60~70%)です。
まだかなり二重幅が広めに見えますが、術前と比べて目をトロンとさせているのも大きな要因に思われました。
この段階でもかなりご不満だったのだと思われます。
術後3ヵ月(完成度85%前後)です。
想定通りかなり幅が狭くなってきました。
術後6ヵ月(概ね完成に近い)です。
一見、3ヵ月と比べて狭まっていませんが、目の開きを比べると6ヵ月時はかなりトロンとしています。
術後3ヵ月時のようにキリっと目を開くとほぼ奥二重になると思われます。
(目の開きを強くすると二重は狭くなります)
とはいえ患者様からすれば想定よりも二重幅が広かった、とのことでご満足は頂けませんでした(満足度2/5)。
改めて術前後を比べてみましょう。
術前
術後6ヵ月
術後6ヵ月閉瞼
客観的には非常に自然な二重が形成されています。
ROOF切除効果で厚ぼったい印象も改善傾向となりました。
傷跡もかなり落ち着いてきていますが、これは更に術後1年、2年とより馴染んでいきます。
ご満足頂けず申し訳ございません。
今後も可能な限り患者様にご満足いただけるよう今後も精進してまいります。