本日ご紹介する症例の患者様は40歳代半ばの女性、上まぶたのたるみや目を開けたときに額にシワが寄ることを改善したい、とご希望されました。
MD式眉下切開(眉下リフト)を行いました。
術前→術後6ヵ月です。
↓
たるみによって狭くなった二重幅が自然と広がり、まぶたの厚ぼったさも改善しています。
目を開ける際に額を使わなくなったことで額のしわも改善したとのことでした。
眉下リフトで皆さまが気にされる傷に関してですが、一般的には以下のような経過を辿ります。
術後1週 抜糸
術後1ヵ月 傷の赤み、硬さのピーク わずかに傷が隆起(肥厚性瘢痕)する場合もある
術後3ヵ月 赤み、硬さはまだ残るものの、術後1ヵ月に比べて改善傾向となる
術後6ヵ月 かなり目立たなくなる
術後1年 周囲の皮膚と馴染む
術後2~3年 更に馴染む
今回のケースの術後1ヵ月です。
このとおり綺麗に治るか心配になってしまう赤みがありましたが、術後3ヵ月では、
このようにかなり目立たなくなっていました。
術後2,3年経過すれば傷はかなり目立たなくなりますが決して消える訳ではありません。
しかし私は形成外科専門医をもつ美容外科医として、常に「scarless scar(傷の無い傷)」を目指してこの手術を行ってきました。
眉下切開術後の傷の綺麗さに関しては絶対的な自信をもっております。
事実としてこの手術を行い始めた12,3年前以降、術後6ヵ月以上経過した方で傷跡そのものの修正を依頼されたことはただの一度もありません。
もちろん他院などに相談に行かれているケースも考えられますが術後の傷の状態を直接診ることが出来た皆様に傷に関しては大変ご満足頂けております。
傷が残ることが心配で眉下リフトを躊躇されている方はぜひ私にご相談頂ければ幸いです。
【眉下リフトのメリット】
・目尻側中心にたるみを改善させることで自然な目元の若返りが可能
・目が非常に開けやすくなるので快適(私に関しては眼輪筋の部分切除をほぼ全例で行っていますが、これもまぶたの開けやすさに寄与していると思われます)
・まぶたの厚ぼったさが気になる場合は若干改善する
など
【眉下リフトのデメリット】
・傷 ⇒ 上に述べたように可能な限り目立たなくなるよう様々な工夫をしております。
・埋没法や切開法などで二重が形成されている場合、たるみが持ち上がることで二重が乱れる可能性 ⇒ 術前の診察である程度は予測可能です
・目と眉が近くなる ⇒ これが問題となる患者様に対しては眉上切開(ブローリフト)などをお勧めする場合がございます。
など