さて、それでは糖質とは何なのでしょう。
糖質とは、ご飯やパンなどの主な栄養素である炭水化物のグループに含まれます。そして、この炭水化物は消化されやすさによって糖質と食物繊維に分かれます。
食物繊維はほとんど吸収されないのでエネルギー源とはなりません。つまりどれだけ摂取しても体重増加にはつながりませんし、むしろ腸内環境を整えるため積極的に摂取することが勧められます。

そして糖質はさらに、糖類、多糖類、糖アルコール、その他に分けられます。
糖類と呼ばれるのは、単糖類と二糖類。“糖”と聞いて思い浮かぶ砂糖やぶどう糖、はちみつの主成分などは糖類なんです。
多糖類には、腸内環境を整える働きのあるオリゴ糖や、デキストリン、でんぷんが含まれます。
糖アルコールには、虫歯を防ぐ糖質として有名なキシリトールや、砂糖の半分のエネルギー量のマルチトールがあります。
砂糖の200倍の甘さをもつアセスルファムKや、砂糖の600倍の甘さをもつスクラロースは、高甘味度甘味料としてその他の分類に含まれます。


なかなか、ややこしいですよね。
同じ”糖”っていってもこんなに分類があるんです。
なので、糖類ゼロを謳う商品も、糖質は含まれていたりするんですね。

とは言っても、血糖値の急激な上昇を引き起こす、ひいては肥満をもたらすのは主に糖類なので、糖類ゼロ商品はダイエットの強い味方にはなり得ます。

糖質制限においては、糖類と多糖類を主に制限していくことが重要になってきます。
要は、甘いお菓子とおにぎりやパンといった主食のことですね。


次回は、いよいよ、なぜ糖質を制限すると痩せるかについて話していこうかと思います。