今回は、ダイエットを助けてくれる薬の第2弾です。

まず最初に言っておかないといけないのは、薬はあくまでも補助的な作用を持つものであって、決して飲むだけで痩せるということは無い、ということです。

逆に言えば、これさえ飲めばめちゃくちゃ痩せる!と謳っている商品は全て怪しいです。

もし、それをするだけで確実に痩せる…という効果を求めているのであれば、クールスカルプティングなどの最新痩身マシーンに頼るのが良いでしょう。


それでは、まず、前回紹介した薬の作用機序について述べたいと思います。

<サレノックス>
サレノックスは摂食調節中枢であるVMH及び視床下部外側野(LHA)への直接作用及び神経終末におけるモノアミン(ノルアドレナリン、ドパミン、セロトニン)の再吸収抑制介した機序により、摂取エネルギー抑制(摂食抑制、消化吸収抑制)及び消費エネルギー促進(グルコース利用、熱産生促進)をもたらし、更に肥満時にみられる代謝変動を改善することにより肥満症を是正するものと考えられいます。

<アカルボース>
アカルボースは糖類似構造を有し、小腸粘膜上皮細胞の刷子縁上に存在するマルターゼ、スクラーゼ、α-デキストリナーゼなどのαグルコシダーゼ(二糖類分解酵素)を競合阻害し、二糖類の単糖類への分解を抑制します。といっても、分解をゆっくりにするだけで、完全に阻害するわけではありません。小腸では、単糖類しか吸収できないので、吸収もゆっくりになるというわけです。血糖値の上昇がマイルドになり、インスリンが過剰に分泌されるのを防ぎます。
また、唾液、膵液中のαアミラーゼ活性をも阻害する作用を併せ持ちます。
これらの阻害作用は臨床用量では一時的・可逆的であり、糖質吸収遅延剤として位置づけられています。

<ゼチーア>
ゼチーアは食事性及び胆汁性コレステロールの吸収を阻害します。
エゼチミブの作用部位は小腸であり、小腸でのコレステロールの吸収を選択的に阻害し、その結果、肝臓のコレステロール含量を低下させ、血中コレステロールを低下させました。
詳しくみてみると、ゼチーアは小腸壁細胞に存在する蛋白質(Niemann-Pick C1 Like 1)を介してコレステロール及び植物ステロールの吸収を阻害します。これが、ほかの高脂血症阻害薬との違いです。


これらは、高度な肥満と診断された場合は、保険診療で処方してもらう事ができます。
もし、BMIが35以上ある場合や、血糖値(HbA1c)、コレステロール値が高い時は、まずは一般の医療機関を受診する事をお勧めします。