傷ができてしまった。

盛り上がってしまった瘢痕の場合できる選択肢は以下のもの。

 

①再切除

これは難しい。切除して縫い合わせる。

できるだけ盛り上げて縫わないとまた瘢痕になる。

ケロイドの場合は電子線照射などもする。

切除しても圧迫する必要は長期間ある。

 

②ステロイド

塗り薬、張り薬、局所注入と選択肢があるが

皮膚が薄くなるし使い方を間違えると大変なことになる。

でもこれが一番有名で一番使用されている。

 

③内服

トラニラストの内服

もともとは抗アレルギー薬

線維芽細胞の抑制が主な機能。

膀胱炎様症状が出るので、夜中の頻尿には要注意。

 

本当はできるだけ瘢痕組織を作らないようにしたい。

そのために切開線や縫合方法の工夫、抜糸後のテーピングなどで対応するが

それでも瘢痕になることがある。

 

皮膚科医も形成外科医も瘢痕を診察しますが

特効薬はない。