ご覧いただきありがとうございます。
湘南AGAクリニック横浜院の久田義博と申します。
このブログでは論文などを用いて医学的な観点からAGAについて解説していきます。
 
今回は男性型脱毛症(AGA)と冠状動脈性疾患についての論文を解説していきたいと思います。

冠状動脈性疾患(CHD)とは、心臓に血液を送る冠動脈で血液の流れが悪くなり、心臓に障害が起こる病気の総称です。
狭心症、心筋梗塞はCHDに含まれます。

2000年にブラジルのサンパウロ大学のパウロ・ロトゥーフォ先生らがThe journal of the American Medical Associationに投稿した論文を紹介します。
下記に論文のURLを貼っておきますので、興味があればご覧ください。

https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/fullarticle/485209

医師健康調査に登録された 40 歳から 84 歳の米国男性医師 19,112 名(92.1%は白人)はCHDに罹患しておらず、11年間の追跡調査でCHDの発症と45歳時の毛髪パターンに関するアンケートに回答してもらいました。
その毛髪パターンとは、脱毛なし、前頭部脱毛のみ、または軽度、中等度、重度の頭頂部脱毛を伴うの5パターンです。
下記に医師の健康調査の参加者における毛髪パターンの分類と頻度の表、毛髪パターンの分類による臨床的特徴のベースライン分布の表を添付します。
 

Hair pattern classification and frequency among participants in the Physicians' Health Study. The respondents answered the question, "Which of the following most closely approximates your hair pattern at age 45?" with reference to the 5 diagrams pictured above.

表.医師の健康調査の参加者における毛髪パターンの分類と頻度

 

Baseline Distribution of Clinical Characteristics by Classification of Hair Pattern*

表1.毛髪パターンの分類による臨床的特徴のベースライン分布

それでは結果をみていきましょう。
下記に毛髪のパターンによる冠状動脈性心疾患のリスクの表、毛髪パターンのタイプ別の非致死性心筋梗塞、狭心症、冠動脈血行再建術のリスクの表、サブグループ内の脱毛パターンとCHDリスクとの関連の表を添付します。
 

Risk of Coronary Heart Disease* by Hair Pattern

表2.毛髪のパターンによる冠状動脈性心疾患のリスク

 

Risk of Nonfatal Myocardial Infarction, Angina, and Coronary Revascularization by Type of Hair Pattern

表3.毛髪パターンのタイプ別の非致死性心筋梗塞、狭心症、冠動脈血行再建術のリスク
 

Association Between Hair Loss Pattern and CHD Risk Within Subgroups*

表4.サブグループ内の脱毛パターンとCHDリスクとの関連

脱毛のない男性と比較して、前頭部脱毛のみはCHDの相対リスクは1.09であったのに対して、軽度の頭頂部脱毛を伴う場合は1.23、中等度の頭頂部脱毛を伴う場合は1.32、重度の頭頂部脱毛を伴う場合は1.36でした。
また、脱毛はなく高血圧を合併している男性と比較して、頭頂部脱毛であり高血圧を合併しているとCHD相対リスクは1.79でした。脱毛はなく高コレステロール血症を合併している男性と比較して、頭頂部脱毛であり高コレステロール血症を合併しているとCHD相対リスクは2.78でした。

相対リスクとは、ある原因により、それを受けた個人のリスクが何倍高まるか、ということを表したものです。

以上より、頭頂部脱毛は、特に高血圧またはコレステロールが高い男性において、CHDのリスクが高い可能性があります。

筆者は上記の結果について、このようにコメントしています。
ジヒドロテストステロンの受容体はマウスおよびヒヒの心筋および内皮細胞で発見されています。
ラットではジヒドロテストステロンは血管平滑筋細胞の増殖を刺激することで、アテローム性動脈硬化を直接促進する可能性があります。
この関係を説明できる生物学的メカニズムを解明するには、さらなる研究が必要です。
早期の頭頂部脱毛症はCHDの危険因子である可能性があり、リスクが増加した男性を特定するための有用な臨床マーカーとして機能する可能性があります。

ジヒドロテストステロンは男性型脱毛症(AGA)の原因となる物質です。
まだまだ研究が必要ではありますが、参考になる結果ではないでしょうか。

今後もAGAに関連した有用な情報を発信していきたいと思います。

Paulo A. Lotufo. Male Pattern Baldness and Coronary Heart Disease, The Physicians' Health Study. The journal of the American Medical Association. 2000, https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/fullarticle/485209
 

施術名:AGA薄毛治療
施術の説明:薄毛治療には、薬による治療、レーザーや注射で頭皮に薬剤を注入する治療、自分の毛を移植する自毛植毛などがあります。
施術の副作用(リスク):赤み、熱感、初期脱毛、切れ毛、抜け毛、施術範囲のざ瘡の悪化、コメド、毛嚢炎、膨隆、色素沈着、点状出血、内出血、腫脹、灼熱感、瘢痕が生じることがあります。
施術の価格:1,800円~1,890,000円


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