ご覧いただきありがとうございます。

湘南AGAクリニック横浜院の久田義博と申します。

このブログでは論文などを用いて医学的な観点からAGAについて解説していきます。

 

今回も2024年2月にスペイン皮膚科学会の毛髪学グループが発表したAGA治療のコンセンサスステートメントを紹介します。

下記にURLを貼っておきますので、興味があればご覧ください。

 

https://www.actasdermo.org/es-translated-article-recommendations-on-clinical-articulo-S0001731024000887?referer=buscador

 

コンセンサスステートメントとは議論が必要な事象に対し、専門家集団が科学的な知識に基づいて公表する公式な合意声明です。

日常の臨床診療において AGA を管理するために現在利用可能な治療法について医療専門家にガイダンスを提供することを目的としています。

 

ではみていきましょう。

今回は、FAGA(女性)の薬物治療に関する推奨事項です。

下記に表を添付します。

 

 

第一選択の治療:

ミノキシジル内服薬(1日あたり0.5~1mg)、またはミノキシジル外用薬(5%)と5-α-リダクターゼ阻害薬またはスピロノラクトン内服薬(1日あたり100~200mg)(LE 2a; GR B)

二次治療:

エチニルエストラジオールと抗アンドロゲン性プロゲスチンを含む経口避妊薬

(LE 2a; GR B)

ビカルタミド内服薬 (1 日あたり 10mg ~ 50mg) (LE 2b; GR B)

フィナステリド外用薬 0.1% ~ 1% (LE 2a; GR C)

デュタステリド外用薬 0.5% ~ 1% (LE 2b; GR C)

デュタステリドによるメソセラピー (LE 2b; GR C)

ニュートリコスメティクス (LE 2b; GR D)

GR:推奨グレード  LE:科学的根拠のレベル

 

メソセラピーとは、注射器等を使用して患部へ薬剤を直接注入し治療する方法です。

ニュートリコスメティクスとは、肌や髪、爪などの美しさを向上させる美容目的に特化して処方・販売される栄養補助食品やサプリメントのことです。

 

推奨グレード、科学的根拠のレベルについてはオックスフォード大学が2009年に発表したものに基づいています。

科学的根拠のレベルは1a、1b、1c、2a、2b、2c、3a、3b、4、5の順で高く、研究の質が高いほど、量が多いほど、上位になっていきます。

推奨グレードはA、B、C、Dの順で高く、科学的根拠のレベルが高いほど上位になっていきます。

詳しい内容は下記にURLを貼っておきますので、興味があればご覧ください。

 

https://www.cebm.ox.ac.uk/resources/levels-of-evidence/oxford-centre-for-evidence-based-medicine-levels-of-evidence-march-2009

 

以上より、ミノキシジル内服薬、外用薬、スピロノラクトン内服薬の科学的根拠のレベルが2a、推奨度レベルがBという結果でした。

ミノキシジル内服薬とスピロノラクトン内服薬の併用治療について、以前私のブログでも投稿したことがあるので、興味があればご覧ください。

 

女性の薄毛治療について、ミノキシジル内服薬、外用薬、スピロノラクトンの治療は科学的根拠が比較的高い治療であることが証明されました。

ぜひ、この結果を参考に薄毛治療について考えていただければと思います。

 

今回取り上げなかった治療については次回以降に紹介したいと思います。

 

前提として効果には個人差があり、既往などにより治療ができないことがあります。

その点を念頭に置いていただければと思います。

 

当院では上記の治療(ミノキシジル内服薬、外用薬、スピロノラクトン内服薬、ニュートリコスメティクス)を取り扱っています。気になった方は概要欄から無料カウンセリング予約ができます。

 

S. Vañó-Galván. Recommendations on the Clinical Management of Androgenetic Alopecia: A Consensus Statement From the Spanish Trichology Group of the Spanish Academy of Dermatology and Venererology (AEDV).

https://www.actasdermo.org/es-translated-article-recommendations-on-clinical-articulo-S0001731024000887?referer=buscador

 

施術名:AGA薄毛治療

施術の説明:薄毛治療には、薬による治療、レーザーや注射で頭皮に薬剤を注入する治療、自分の毛を移植する自毛植毛などがあります。

施術の副作用(リスク):赤み、熱感、初期脱毛、切れ毛、抜け毛、施術範囲のざ瘡の悪化、コメド、毛嚢炎、膨隆、色素沈着、点状出血、内出血、腫脹、灼熱感、瘢痕が生じることがあります。

施術の価格:1,800円~1,890,000円

 

施術名:AGA治療薬

施術の説明:内服薬は体の内側からAGAの進行を止め、発毛しやすい環境に体を整え、外用薬で直接、毛根に発毛促進を働きかける治療方法です。

施術の副作用(リスク):内服開始から1~2ヶ月は初期脱毛が見られることがあります。また、発赤、痒み、発疹などお肌のトラブルなどが生じることがあります。

施術の価格:1,800円~162,000円

 

自分はAGAなのか、どの治療が合っているのか、カウンセリングは無料ですのでまずはお気軽にご相談ください。

無料カウンセリングは↓

https://s.s-b-c.net/w0rza0pf

 

もちろんお電話でも予約可能です↓

0120-457-117

 

クリニックHPは↓

https://www.sbc-aga.jp/clinic/branch/agayokohama/

 

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当院でオンライン診療をするとAGAの薬を通常価格より20%お安く購入することができます。オンライン診療予約は↓

https://ai-med.jp/hospitals/306206/menus/5530?type=1

 

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