ご覧いただきありがとうございます。
湘南AGAクリニック横浜院の久田義博と申します。
このブログでは論文などを用いて医学的な観点からAGAについて解説していきます。
今回はフィナステリド内服薬とデュタステリド内服薬どちらがどれくらい効果が高いのか解説していきたいと思います。
2017年にインドのロクマンヤ ティラック市立総合病院のスジット・シャンシャンワル先生がフィナステリドとデュタステリドが具体的にどれくらい効果に差があるのか実験した論文がインドの医学雑誌Indian Journal of Dermatology, Venereology and Leprologyに掲載されたため今回はそちらを紹介していきます。
下記に論文のURLを貼っておきますので、興味があればご覧ください。
薄毛の進行度を表すハミルトン・ノーウッド分類でⅢ vertex~Ⅴ型の18~40歳の72人の男性を集めました。
下記にハミルトン・ノーウッド分類の表を添付します。
https://www.sbc-aga.jp/aga/#anchor01
その72人を無作為に2グループに分け、35人がデュタステリド0.5mg、37人がフィナステリド1mg内服してもらい、6か月間治療を継続してもらいました。
実験の結論から言うとデュタステリドの方がフィナステリドより効果があったのですが、この実験では具体的にどれくらい効果に差があるのかが明らかになっています。
上記URLから下記に写真、表を添付します。
Figure 2a~dはそれぞれの薬の内服前後の頭皮です。
マーカーで四角に囲っていることが分かるかと思いますが、この実験では治療前に頭皮に印を付けて印の場所が具体的に何本増えたのか実験を行ないました。
これにより具体的に何本治療前から増えたのか分かります。
印以外にも皮膚科医による写真比較、被験者の自己評価も併せて行いました。
では実験の結果を見ていきます。
まずはフィナステリドグループからです。
Figure 2cが治療前の頭皮です。
フィナステリドを6か月内服した結果、Figure 2dに変化しました。
毛髪数の平均変化は1cm2あたり+4.3本、軟毛数の平均変化は1cm2あたり-1.27本でした。
次はデュタステリドグループです。
Figure 2aが治療前の頭皮です。
デュタステリドを6ヶ月内服した結果、Figure 2bに変化しました。
毛髪数の平均変化は1cm2あたり+23.14本、軟毛数の平均変化は-7.37本という結果でした。
Table1が2グループの毛髪数、軟毛数の変化を記した表です。
皮膚科医による写真評価については、Table2のとおりで、デュタステリドグループが有意に良好でした。
被験者の自己評価については、Table3, 4のとおりで、頭頂部からの抜け毛、生え際の後退、全体的な満足度に関してはデュタステリドグループが有意に良好でしたが、頭頂部の脱毛斑の大きさ、全体的な抜け毛、毛髪の質ついてはフィナステリドとデュタステリドで有意な差はありませんでした。
以上のことから、デュタステリド内服はフィナステリド内服よりも毛髪数が1cm2あたり19本多く、軟毛数が6本多く減り、見た目もより改善し、自己評価も高いということが分かります。
デュタステリドの方がフィナステリドよりも効果が高いことが分かってはいても、具体的な数値としてここまで違うということが分かったのは興味深いのではないでしょうか。
ぜひ、この結果を参考にAGA治療について考えていただければと思います。
前提として効果には個人差があり、既往などにより治療ができないことがあります。
その点を念頭に置いていただければと思います。
また、今回は効果についての解説でしたが、それぞれの薬の副作用の頻度なども違いがあります。
詳しくは必ず診察の時に医師から話を聞くようにしてください。
今後、副作用などについても解説させていただければと思います。
Sujit J S Shanshanwal. Superiority of dutasteride over finasteride in hair regrowth and reversal of miniaturization in men with androgenetic alopecia: A randomized controlled open-label, evaluator-blinded study. Indian Journal of Dermatology, Venereology and Leprology. 2017, https://ijdvl.com/superiority-of-dutasteride-over-finasteride-in-hair-regrowth-and-reversal-of-miniaturization-in-men-with-androgenetic-alopecia-a-randomized-controlled-open-label-evaluator-blinded-study/
施術名:AGA薄毛治療
施術の説明:薄毛治療には、薬による治療、レーザーや注射で頭皮に薬剤を注入する治療、自分の毛を移植する自毛植毛などがあります。
施術の副作用(リスク):赤み、熱感、初期脱毛、切れ毛、抜け毛、施術範囲のざ瘡の悪化、コメド、毛嚢炎、膨隆、色素沈着、点状出血、内出血、腫脹、灼熱感、瘢痕が生じることがあります。
施術の価格:1,800円~1,890,000円
施術名:AGA治療薬
施術の説明:内服薬は体の内側からAGAの進行を止め、発毛しやすい環境に体を整え、外用薬で直接、毛根に発毛促進を働きかける治療方法です。
施術の副作用(リスク):内服開始から1~2ヶ月は初期脱毛が見られることがあります。また、発赤、痒み、発疹などお肌のトラブルなどが生じることがあります。
施術の価格:1,800円~162,000円
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