何でだろう? | 【はらどけい】 by SB

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日頃の「喜・怒・哀・楽」を思いつくまま,気の向くまま(写真は1月の京都:比叡山 我が家の近くから)

テツandトモの話ではない。
(個人的にこのコンビはすごいと思うので写真を使いました)

安室奈美恵さんの最後のライブの話。
国民的人気を誇った安室さんが引退した。
全国をファイナルツアーとしてライブで回った。

最後の沖縄ライブは凄かったらしい。
テレビで見たのだが,
例のイモトさんはガチガチのアムラー。
10数年にわたり追っかけてきたとか
しかし,沖縄のファイナルライブのチケットは入手できなかった。

せめて最後の沖縄ライブには行きたいと言うことで
必死にスケジュールを調整したとか。
ところが当初の日程が変わりホテルが確保出来ず
あちこち探し何とか予約を取れたのが1泊7万円。
旅費が9万円で,合わせて16万円かけて沖縄に行った。
売れっ子はやはり金持ちだ。
私なら,16万あったらちょいといいノートパソコンでも買うんだろうなあ。

勇躍沖縄に飛んだが,会場にはチケットがないので入れない。
会場の外で車から出ると騒がれ安室さんい迷惑になるかも
ということで車の中でじっと会場からの音漏れに耳を傾ける。
何も聞こえないが,安室さんと時と場を共有したんだと
満足している彼女が少し可哀想だった。
まあ,これは余分な話かも

そんな人気絶頂というか,最後のライブを(沖縄ではないが),
ある熱烈な安室ファンがライブのチケットをゲットした。。
ゴールドチケットになった安室さんの引退ライブ
ファンクラブの先行抽選で見事にゲットしたのだ。

家族とともに喜び勇んで会場へ
しかし,彼女は入れなかった。
理由は「療育手帳」
本人確認の業務を請け負ったのは電子チケットサービス大手の「ボードウォーク」(飯田尚一社長)
 

有料記事みたいなのでリンクが有効かどうかわからないので抜粋を書く。

https://mainichi.jp/articles/20180926/mog/00m/040/017000c?inb=ys

<記事の抜粋>

 宮崎市に住む会社員の湯浅雅代さん(36)は2月25日、福岡市中央区の「福岡ヤフオク!ドーム」で開催された安室さんのコンサートツアーに母親と姉妹3人の計4人で参加した。

 2番目の妹愛子さん(34)はダウン症。音楽が好きで、安室さんや浜崎あゆみさんのコンサートに姉妹でよく行った。雅代さんは安室さんのファンクラブ会員で、会員向けの先行抽選でチケットを手に入れた。福岡にライブを見に行くことは、家族にとって数年に1度のぜいたくでもあった。

 愛子さんは普段から療育手帳を身分証として使っている。今回のコンサートでも、ボードウォークが「障害者手帳」を身分証の一つと認めていたため、療育手帳を持っていった。

 障害者手帳とは一般的に療育手帳、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳の3種類を指す。いずれも都道府県や政令指定都市などが発行するが、療育手帳は国の通知で規定されているのに対し、それ以外の二つの手帳は法律で規定されているという違いがある。

 雅代さんたち4人は開演2時間前に入場ゲートに着き、係員に身分証を見せたところ、療育手帳を見せた愛子さんだけ別の場所に連れて行かれてしまった。

 愛子さんは係の男性に「療育手帳は国から発行されたものではないので入場できない」と言われたが、意味がのみ込めず、係員に何度も手帳を見せた。見かねた雅代さんが駆けつけて説明したが、係員は「入場できない」の一点張り。やむなく愛子さんの入場を諦め、母親が付き添って会場の外に残り、雅代さんと一番下の妹だけで入場した。

 ホテルに戻って改めてボードウォークの公式サイトを調べたが、療育手帳が使えないとはどこにも書かれていなかった。

 ボードウォークは昨冬のチケット販売開始当初、障害者手帳も身分証として有効と公式サイトで説明していた。その後、安室さんのコンサートツアー中の今年3月上旬に「複数の呼称や様式があり、多数を短時間に入場させる必要のある大規模コンサートにおける本人確認作業になじまない」として、身体障害者手帳と精神障害者保健福祉手帳の2種類に限る旨の注意書きを加えていたが、愛子さんが入場拒否されたのは、この注意書きが公表される前のことだ。

 ボードウォークは8月26日に返金の告知を公式サイトに掲載。雅代さんはそのことを毎日新聞の取材で初めて知った。返金は申し込んだが、わだかまりは消えない。「お金より、私たちの楽しかったはずの時間を返してほしい。ボードウォークには、取り返しのつかないことをしてしまったことを分かってもらいたいです」

<以上記事抜粋>


どうして,こんなことになるのだろう!!
悲しみと怒りしか湧いてこない。
ダウン症の子どもたち,あるいは「療育手帳」を所持している人達が,いろんなところでこんな目にあっているのかと思うと胸が張り裂ける。

 

同じような訴えは他にもある。

「あまりぐずぐずしていると警察を呼びます」--2月中旬に開催された安室さんのナゴヤドーム(名古屋市東区)でのコンサートで、知的障害がある愛知県田原市在住の女性は本人確認の際に療育手帳を出して認められず、押し問答になった末、係員にそう言われたという。

<同じく抜粋>

 

このような対応をする係員というかその会社の体質は一体何なんだ?
どこもかしこも永田水脈だらけ

絶対に許せない。
ライブに「入れてやっている」ということなんだろうか。
どこかが狂っている。

このことで,安室奈美恵さん自身には何の責任もないし,批判されることではないのだが,こんなことがあったということを知るべきだと思う。

 

そして,できれば,こんなときこそ彼女の「神対応」が欲しい。

ダウン症や筋ジスの子どもたち,
脳性麻痺や,車椅子で動きがままならない人達
様々なハンディキャップを強いられている人達だけを招いての
特別のライブを開く。

もちろん,無料誌招待
どうしても見たいとおしかけてきた”一般”の人達には入り口で,
「療育手帳を提示してください」
「障害者手帳を提示して下さい」と言う。

「ありません」という人達には
「迷惑がかかるので入れません!!」と冷たく言い放つ。
どうしても入りたいという客には
「有料ですが,最後尾の立ち見ならOKです」
客「それでもいいです。」
「料金は10万円です。」
「料金はすべて関係施設。団体等に寄付させていただきます。」

なんてことは無理だろうなあ・・・
悲しくて悔しい話