【私の不妊治療(番外編)】乳がんと授乳 | 授かるレシピ -妊活専門栄養士による妊娠するためのレシピ-

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私は36歳のときに乳がんの手術をしました。

私は健康診断で乳がんの疑いを指摘されています。
初期の乳がんだったことと転移をしていなかったことが幸いし、子どもをもつことができたと思っています。

抗がん剤などの治療をしていたら、私の年齢的に子どもを産むことはできない可能性が高かったはず。
だから今妊活をされていて、乳がんや子宮がんの検査をされていない方は、ぜひ検査に行ってください。



現在、プレコンセプションケアが注目されています。
コンセプション(Conception)は受胎、つまりおなかの中に新しい命をさずかることをいいます。
よってプレコンセプションケアとは、将来の妊娠のために女性やご夫婦が自分たちの生活や健康に向き合うことです。

国立成育医療研究センターのホームページに「プレコンセプションケア・チェックシート」があります。
その中に「がんのチェックをしよう!(乳がん・子宮頸がんなど)」というチェック項目があります。

妊活と女性特有のがんは、大きく関係します。スムーズに妊活に取り組めるよう、ぜひ検査を受けてくださいね。

でも、とくに乳がんのマンモグラフィー検査は痛いというウワサがあるので「やりたくない」とおっしゃる方がいますよね。

私はもう数えきれないくらいマンモをしています。で、私の経験だと、生理前だと痛いです。
でも生理後だとそんなに痛みを感じませんし、そもそも「痛いっ!」っていうかんじではなく、しみじみ「あーー、痛いなあー」というかんじ(違いわかりにくい!?)。
たとえば体外受精を経験してる方であれば、採卵のほうが痛いと思うので、へっちゃらですよ。

さて、本題ですが、私は左胸に癌ができ、手術のときに広範囲にわたって乳腺も取り除いたといわれました。
乳腺は、おっぱいを作る組織です。

だから妊娠をしたときに「もしかしたら左胸はおっぱいがでない、もしくは出にくい可能性が高いです」と主治医にいわれました。

できれば母乳で育ててみたいと思っていたので残念な気持ちがありましたが、でも無事に出産できればそれ以上は望んでいなかったので、「ああ、乳がんをするとそういうことにもなるんだな」と冷静に受け止めました。

ただ、実際に出産してみたら、、、私はすごく貧乳にもかかわらず、すごく母乳が出るタイプだったのです…!

癌ではない右胸は大量に母乳が出ました。
そして懸念の左胸はというと、乳腺が少ない分、適度に母乳が出るという結果に。
助産師さんに「乳腺とっておいてよかったわね。これ以上出たら大変よ!」と冗談をいわれるくらい。

よって私は、当初の予想に反し、完全母乳で一度もミルクを使うことなく娘を育てました。

ということで、同じような境遇にいらっしゃる方の参考になればいいなと思って書かせていただきました。乳がんでも、予想に反して母乳で育てることができたケースがあるということを。

 

 

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■リプロダクションクリニックの松林先生が医学監修を、私が栄養監修をしています。