不妊治療、両立できず仕事辞める…16% | 授かるレシピ -妊活専門栄養士による妊娠するためのレシピ-

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こんな記事を目にしました。
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「両立できず仕事辞める」16% 支援制度ある企業少なく
(2018/8/8付 日本経済新聞 夕刊)
 不妊治療の負担は大きく、仕事との両立は大変だ。厚生労働省の調査によると、治療している人の16%が両立できずに仕事を辞めている。仕事を続けている人も、通院回数の多さや精神的な負担感などで87%が困難だと感じている。
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私もそうでした。

小さな会社で働いていたので、体外受精をしていることを社長には言いました。
社長は私のことを応援してくれました。
 
でも、病院に行けば「明日また来て」とか「明後日採卵します」とか、急な半休の連続…。
有給休暇をこんな勢いで消化しているのは私だけ。
私のせいで会議の時間をずらしたり、きっと今日提出したほうがいいものも期限を延ばしてくれたり。。。
社長はなにも言いませんでしたが、いくらなんでも、そんなことが続けば良くは思わないはずと自分で感じてしまい、居づらさを常に感じていました。
そして、周りも「こんなに半休をとる私をどう思っているんだろう?」と被害妄想というか、申し訳なく思ってしまい、辞めてしまおうかとも考えたことがあります。
 
でも、みるみる減っていく貯金を目の当たりにすると、働いていたほうが…と思う自分がいました。
会社を辞めてしまったら、それこそ睡眠中以外、妊活のことばかり考えてしまいそうだという恐怖もありました。
 
結局、働き続けました。
 
仕事もプライベートもストレスフルな状況でしたが、小さい会社なのに、こんな私を働かせてくれたことにとても感謝しています。
 
今、妊活講座を主宰していると、仕事との両立ができずに辞めてしまった方のお話も聞きます。
そして、仕事を辞め、病院の予約が入らない夕方からの仕事に変えたなど、苦労されているお話も多く聞きます。
 
この新聞記事によると、富士ゼロックスは最長で1年間、不妊治療のために休職できるようにした、ダッドウェイは不妊治療や養子縁組にかかる費用を最大年12万、最長5年補助する(不妊治療を公表しないでいいよう、上司への報告なしに補助の申請ができる)など、支援制度がある企業が増えているといいます。
でも、不妊治療に特化した仕組みがある企業はまだ9%。
 
厚生労働省の調査によると、不妊治療を受けている人の半数は職場に治療の件を伝えていないということです。
不妊治療は精神的な負担もとても大きく、とくに働きながらの治療の場合、周囲のサポートが必要です。
金銭的な支援までいかなくても、ちょっとした一言や気遣いで救われる部分は大いにあります。
 
「不妊治療してるの」と周りに言うのは、言いにくいという気持ちはすごくよくわかります。
でも、気軽に言える、そんな世の中に変われば、精神的な負担はグッと減るのになあ…と思います。
だって、多くの人が言わないだけで、不妊治療をしている人はたくさんいるんだから。
「私もしてるの!」「私も!」という風になれば、”私だけじゃないんだ”となって、その時点で気持ちも楽になると思うのです。

 

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