11月5日に、赤坂エムゼスにて、昼の部、夜の部2回に亘って、立花裕人さんの司会で、「航琉ひびき&美花梨乃トークショー」が開催されました。私は、MZESという配信サービスで、配信を観ることができました。

昼の部は、お二人が同期としての出会いから、下級生からの舞台での関り、それぞれの舞台でのエピソードなど暖かい親しい雰囲気で語られました。夜の部では、上級生になってからの舞台での関り、スカイステージで、スカイレポーターとしてコンビを組んでからのエピソードなど、別々に退団を迎えたお互いの思いなど、楽しい語らいの時となっていました。

司会の立花さんが、しっかり資料を準備して話を進めておられ、充実した内容だったと思います。

下級生の時に上級生がアドバイスをしてくれたり、サポートをしてくれたことが語られましたが、歌劇団の同じ組子としてお互いに良い舞台を作り上げようとしている協力体制があることがよくわかりました。

航琉さんは、副組長に指名されてびっくりしたけれど、自分のカラーでやっていくしかないと思われたそうです。コンビの美花さんが、いろいろな場面でサポートしていたこともよくわかりました。退団を決めた時には、花組はこれからも大丈夫だと思われたとのこと。

トップさんたちのことにも触れて、明日海りおさんが、繊細な方で、お芝居が彼女でなければできないものがあったこと、柚香光さんは、下級生からずっと見て来て、お二人ともが可愛いと思っていらっしゃること、ダンスの時には、踊り方も隣にて真似もされたそうでした。柚香さんは、組子のひとりひとりに目を配っている方であることなど語ってくれました。

美花さんは、退団後結婚され、今は「顔ヨガ」のクラスを持っていらっしゃるそうです。

航琉さんは、まだ、先が決まらないそうですが、読みたい本は決まっているようで、本好きらしさを知ることができました。

宙組で悲しい出来事がありましたが、一番新しい組であることで、組子同士の関りに心の交流の伝統が出来上がっていなかったかもしれないと本当に残念です。歌劇団として生徒さんたちのひとりひとりを大切にできるような改革をお願いしたいです。お客様に喜んでいただける舞台を作るには、出演者が喜んで頑張れるでなければ、これから難しいと思います。