心理カウンセラーの鈴木美穂です。
先日、近くの公園での防災訓練に行って来ました。
消火栓の説明や使い方、水による消火のシュミレーション、
水供給のための臨時水道の紹介などが行われました。
初めての参加で、知らない事ばかりだったので、
いろいろ興味深かったです。
こんな感じで、備えてくれているんだなあ、
安全を守ろうとしてくれている人たちがいるんだなあと、
実感できました。
お隣さんが、
「どこに消火栓があるか、知らないと困るよね」
と言ったので、最近、消火栓の蓋を探して、
下ばかり見て歩いています。
(消火栓は地下に埋まっていていて、四角い蓋がついています)
さて、前回はインナーチャイルドワークについて、
説明いたしました。
【3】自分に寄り添ってみる (12)無意識の探索(インナーチャイルドワークについて)
今回は、インナーチャイルドワークによって、どんな思いや感情が出て来るかについて、お伝えします。
想像の中に出て来る子どもは、しょんぼりしていたり、泣いいたり、
怒っていたり、無表情だったり、時には笑っていたりと、
いろいろな態度をしています。
そして、少しずつ、関わって行くうちに、様々な事を話し始めます。
その内容から、心の奥深くにある感情や思い込みがわかります。
その子どもは、お母さんややお父さんに叱られたり、わかってもらえなかったりして、ひどく、傷ついている事もあります。
悲しさや淋しさを感じていたり、一人ぼっちだと思っていたりもします。
そして、それを我慢しているのです。
また、そう感じている自分はダメな子だ、悪い子だ、と思ってもいます。
自分をはげしく責めてしまっている事もあります。
誤解もたくさんしています。
まだ、小さな子どもで、世界も家族がすべてというように狭いので、事実と違う思い込みをしやすいのです。
自分よりかまってもらっている兄弟姉妹をみて、いなければいいのにと思った自分を極悪人のように思い込んでしまう事もあります。
大人が考えれば、小さな子どもが一瞬、そう思ったとしても、
仕方のない事だし、悪い事でも何でもないと思えるのですが、
子どもはそうはいきません。
そのような思いは、心の深い場所での事でも、顕在意識や
日常の感情や行動に影響を及ぼします。
自分はダメな子、悪い子だという思いがあると、どうしても、
自信が持てなくなります。
ダメな子だから、やってもうまく行くはずないと考えてしまったり、
うまく行かなかったらどうしようという不安が強くて、
実行にうつせない事もあります。
けれど、悪い事ばかりではなく、ダメな自分だからがんばらなければと思い、努力を続けたり、結果を出す事で、自信をつけようとする場合もあります。
淋しい、悲しいという感情を我慢する癖がついていると、
大人になっても、それらの感情を感じないようにして、
他の感情まで、感じられなくなってしまっていたりします。
また、その感情を感じる事を恐れたり、禁止していると、
悲しいとか、淋しいと感じる事は弱いからだと、
その感情を拒絶し、嫌悪を感じる事もあります。
そして、他の人がそれを感じていると、否定したくなります。
自分を極悪人だと思っていると、自分をいつも、責めているので、人からもそのように扱ってほしいという心理が働いて、
人に責められる行為をしてしまう事もあります。
自分は責められて当然という思いから、
人がいつも、自分を責めているように感じられたりもします。
それらの態度の中には自分を守り、生きる手段にもなるので、
一概に悪い事とは言えないのですが、
行き辛さの一因とはなります。
また、思うような生き方を止めてしまう原因にもなるのです。
次回は、「インナーチャイルドワーク」が実際にどのように行われているかについて、お伝えしますね。
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