野球対決パート2!第7話《最強とヒーロー》 | star line ~スターライン~

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前回はこちら⤴︎︎



王将《8番ソルシエールに対して投げたシュプリームのストレートがインハイに決まったかと思われましたがスカイが捕れませんでした!グローブを弾き飛ばして後ろのバックネットにボールが直撃です!!》


スカイ「すみません!!次は止めます!!」(返球する)




シュプリーム「…………」


ソルシエール(危なかった……。ストライク取られていてもおかしくないコースに投げ込まれたな。スカイが取れなかったおかげでボールの判定になった)


シュプリーム「タイム」


球審「ターイム!!」


スカイがマウンドへ向かう


スカイ「す、すみません……」


シュプリーム「いいよ別に。それより、お前は真ん中に構えててよ。ソルシエールくらいなら真ん中に投げてれば抑えられるだろ」


スカイ「え?それで抑えられるんですか……?」


シュプリーム「お前が捕れないからだろ。ストレート捕れないなら変化球も無理だろ。真ん中ストレートはさすがに捕れるよね?」


スカイ「は、はい。それなら……」


シュプリーム「じゃあ、そういう事でよろしく」


王将《作戦会議終わったようですね。サイン違いだったのでしょうか?》


寿也《だといいんですが……。今のキャッチングを見るに、ただ捕れなかっただけのようにも見えますね。》


狼「へいへーい(笑)またポロポロする奴がキャッチャーで大変だなシュプリームちゃーん!(笑)」


シュプリーム(はぁ、うるさい奴だな)



ードゴォォォン!!!



球審「ストライーク!!」


ソルシエール(ど真ん中……)


スカイ「ナイスボール!!」(返球する)



ダイヤモンド「ソラが捕れないから真ん中にストレートしか投げないかもしれないわね」


狼「やっぱり?真ん中なら打てるな。積極的にいけ」(サインを出す)


ソルシエール(わかった。きっと変化球も変化量が凄いから投げないだろ。狙うは真ん中ストレート……!!)


狼「シュプリームちゃーん(笑)キャッチャーが取らないからってイライラしちゃダメだぞー!(笑)」


シュプリーム「はあっ!!」


ソルシエール(来た……!!)



ーキィィィン!!

ーガシャン!!(バックネットに当たる)



球審「ファール!!」


ソルシエール(くっ!やはりストレートのノビがすごい。ボールの下を振ってしまう)


シュプリーム(ストレート狙いでもこんなふうにしかならない。真ん中ストレートでも充分だろ)


スカイ(でも、確実じゃありません。チェンジアップなら……)


シュプリーム(ん?チェンジアップのサイン……?捕れるの?)


スカイ(捕ります。投げてください)


シュプリーム(わかった。行くよ)



ーシュッ!!



ソルシエール「なっ!?」


ダイヤモンド「チェンジアップ!?」



ースパァァァン!!



王将《空振り三振ーっ!!なんと9者連続奪三振!!とんでもない記録を作りましたキュアシュプリーム!!そしてこれが14個目の奪三振!!誰もシュプリームを止められません!! チェンジアップに全くタイミング合わずソルシエール倒れました!!》


スカイ「よし!!」


シュプリーム「やるね。」


狼「まじかよ〜!!」


ソルシエール「すまない……」


ダイヤモンド「チェンジアップなら他の変化球に比べて取りやすいと判断したみたいね」


狼「ストレートとチェンジアップだけなら打てるだろ、あまねなら」




フィナーレ(私から始まった連続奪三振……。私で止める)


ウグイス嬢《9番、指名打者、キュアフィナーレ》


狼「頼む〜!とりあえずヒット打ってくれ〜」


ダイヤモンド「キャッチャーがソラに代わったばかりでバタついてる今がチャンスよ」


フィナーレ(ソラはキャッチングに自信がないみたいだからな。さっきのストレートを取り損ねたのが効いたか?ストレートとチェンジアップなら前の打席で見た)


シュプリーム「んっ!!」


フィナーレ(私を舐めるな)



ーキィィィン!!



シュプリーム「っ!?」


スカイ「くっ!!」


王将《チェンジアップすくい上げたー!!レフト線際どいぞー!?》


フィナーレ(くそ!擦り上げてしまった……!フェア!入れ!!)



ートンっ!!



狼「おっ!!」


三塁審「フェア!!」


ハート「落ちたーっ!!」


狼「よっしゃー!!初ヒットだー!!!」


乙葉「ナイスバッティングーっ!!」


沙優羽「うわー。フェアに落ちるか〜」


フィナーレ(ふぅ、危ない危ない。ストレートをやはり意識してしまうから引っ張りすぎたかと思った。だがこれで完全試合もノーヒットノーランもなくなった)


スカイ(やってしまいました……。そう言えば前の試合もチェンジアップでタイムリー打たれてました……)


シュプリーム「…………」





ウグイス嬢《1番、ショート、ファントム》


ファントム「ふん。さすがにストレートとチェンジアップだけじゃ俺達は抑えられないぞ」


スカイ「ぐぬぬ……」(サインを出す)


シュプリーム(ん?フォーク?ダメだよ。落差がありすぎて流石にお前じゃ捕れない。ランナーもいるし、ここはストレートだ)


スカイ(はい。ではストレートでお願いします)


シュプリーム「ふんっ!!」


フィナーレ(クイック遅いな)



ードォォォン!!



球審「ストライーク!!」



ファントム(クイックは得意ではなさそうだな。それに、ランナーがいる状態で遅い球は恐らく投げない。となるとストレート一択か。しかもストレートは真ん中だ。打てないと思ってるのか?)


シュプリーム「んっ!!」


ファントム(来た……真ん中ストレート!!)



ーキィィィン!!!



シュプリーム「……っ!!」(股の間を打球が抜ける)


サマー「とうっ!!」(飛び込むが届かない)


王将《ファントムはセンター前ヒット!2連打でツーアウト1塁2塁。同点のランナーも出塁!!シュプリームを捉え始めました!!》


寿也《キャッチャーが代わってからリードが単調になってますからね。BWの選手もシュプリームの球に慣れてきています。ツーアウトですがこの回に追いつくと試合の展開が分からなくなりますね》




ウグイス嬢《2番、センター、ノイズ》


狼「ノイズ頼むぞーっ!!」


ハート「追いつくよーっ!!」


ノイズ「来い!!」


シュプリーム(やっぱりストレートとチェンジアップだけじゃ厳しいか。かと言ってストレートをコーナーに投げたり、鋭く曲がる変化球を投げたら捕れないしな)


スカイ(カーブ系やチェンジアップなら捕れるかもしれませんが、ナックルは落ち方バラバラですし捕れないかもしれない。さすがに3盗はないと思うのでチェンジアップをお願いします)


シュプリーム「OK……」(投げ始める)


フィナーレ・ファントム「……」(走り出す)


プレシャス「走った!!」


スカイ(ダブルスチール!?しまった!チェンジアップを要求してしまいました……!!)



ーパァァァン!!!



球審「ストライーク!!」


王将《ダブルスチール成功!ツーアウト2塁3塁。一打同点のチャンスを迎えます。》


寿也《クイックが上手くないので完全に盗まれましたね。この試合初めてランナーを背負うので投げにくそうです》


ノイズ「ふぅ……」


シュプリーム「…………」


スカイ(沙優羽さんに迷惑かけてばかりだからキャッチャーして役に立とうと思ったのにこれじゃ意味無いじゃないですか。やはり変化球を要求するしか……)


シュプリーム「ふん!!」



ーシュッ!!



スカイ(えっ!?サイン出してないのに……!)


ノイズ(真ん中ストレート……!!舐めるなよ!!)



ーキィィィン!!!



スカイ「あぁ……」


シュプリーム「くっ!!」


王将《打球は右中間へ!!3塁ランナーホームイン!ミラクルが打球に追いつきました!!》


ファントム「はああああっ!!」(3塁を回る)


ミラクル「追いつかせない!!」(ホームへ投げる)


ファントム「間に合わねぇよ」


王将《2塁ランナーファントムもホームイーン!!BW同てーん!!!同点に追いつきましたーっ!!》



ーワァァァァ!!!



狼「よっしゃー!!!!」


ハート「ナイスバッティング ノイズー!!」


ノイズ「ふははは!!!これぞ2番強打者理論の真骨頂だー!!」


ダイヤモンド「プリムもここまでね。うちの打線はもう止まらない」





王将《ツーアウトから3連打で同点に追いつきました。BWの諦めない気持ち、キュアパインの好リリーフが実りました》


寿也《ついに追いつきましたね。この勢いをシュプリームは止められるかどうか。ここからクリーンナップ。逆転は大いに狙えます》


ブラペ「これで菓彩の負けはなくなったな」


フィナーレ「そうだな。みんなに感謝しないと」


ノイズ(しかし、チームで一二を争う程パワーがある私ですら真ん中ストレートだと分かっていてもスタンドに運べないあの球威はやはり侮れんな)


ウグイス嬢《3番、ライト、キュアセレーネ》



スカイ(追いつかれて……しまった……)


沙優羽(落ち込んでんな〜。あんだけしゃしゃり出てこの結果ならまあしゃあないか)


マジェスティ「ソラに声をかけないの?」


沙優羽「ん?まあ、大丈夫でしょ」


マジェスティ「冷たくない!?」


沙優羽「違うよ。信じてるんだよ。俺が行ったらまた結局迷惑かけちゃったって思うやろ。だから俺は信じる。ソラとプリムならここで止められる。逆転なんかされへん」


マジェスティ「沙優羽さん……」


スカイ(コーナーに投げましょう。ストレートをアウトコース低めに)


シュプリーム「ふんっ!!」



ービシィ!!(ボールを弾く)



スカイ「くっ!!」


球審「ボール!!」



ーズザァァ!!(ノイズが2塁到達)



ノイズ(パスボールするんじゃないかと思ってたからな。落とした瞬間私は走るぞキュアスカイ)


スカイ「あぁ……」


シュプリーム「…………」


スカイ「すみません!!」(返球する)


沙優羽「ソラーっ!!」


スカイ「っ!?」


沙優羽は胸を親指でトントンと叩く



沙優羽「プリムを信じろ!!」


スカイ「え……?」


ロゼッタ(プリムさんの方に「ソラを信じろ」と言うのではなくソラさんにプリムを信じろ?ソラさんはプリムさんを信じてるような気がしますが……。逆にサインが出る前に投げたプリムさんの方がソラさんを信じてない気がするのですが……)


スカイ(プリムを……信じる……。プリムなら私の構えたところへ投げられる……という事でしょうか?)


シュプリーム(どうするの?また逸らせば走られるよ)


スカイ(でも、正面じゃないと捕れません。少しでもグローブを体の正面からズラすと捕れなくなり……)


沙優羽『プリムを信じろ』


スカイ「はっ!」(何かに気づきサインを出す)


シュプリーム(アウトコースにストレートね。捕れよソラ)


スカイ(そうです。失投が少なくコントロールの良いプリムならコースに投げられる。私はコーナーに来るボールをキャッチング上手くないのに捕りに行ってたからグローブを弾かれていました。

そうではなく、アウトコース要求したなら、アウトコースが正面に来るように座れば良いんです。打者からすればアウトコースですが、私からすれば……)


セレーネ「っ!?」



ードゴォォォン!!!



球審「ストライーク!!」


スカイ(こうすれば正面です)


王将《入った!入りました!!アウトコースいっぱいストレート!!セレーネ手を出せません!!》


フローラ「あ、アウトコース!!」


ロゼッタ「まさかソラさんなら出来ると信じて……」


沙優羽「俺や拓海や六花みたいにキャッチング上手ければ手だけで取りに行っても捕れるしフレーミングが良ければストライク判定してもらえる。両方できないなら捕れるように試行錯誤すればいい。

プリムがサイン前に投げたのはサイン出すのが遅ければその分打者に余裕ができるから、考えさせる時間を減らす為に投げた。プリムはソラを信用しきってるよ。あとはソラが自分を信じてプリムを信じるだけや」



ーキィィィィン!!



三塁審「ファール!!」


王将《インコースのストレートで追い込みましたPSLバッテリー。セレーネを抑えられるか》


セレーネ(コーナーに投げられるとストレートが捉えられない……)


スカイ「………」(サインを出す)


シュプリーム(………わかった。いくぞソラ。捕れよ……!!)


スカイ(絶対に止めます)


沙優羽(ソラ……。俺がソラをキャッチャーに選んだのは理由がある。キャッチングが上手いとか下手とかじゃない。リードが良いとか悪いとかじゃない。その圧倒的な身体能力の高さと、仲間を守りたい想いの強さ、ヒーローとしての責任感があったからだ)


シュプリーム「うおおおーっ!!!」



ーシュッ!!



セレーネ「はあああーっ!!」


沙優羽(ソラなら受け止められるだろ。仲間の想いを。気持ちを。見せてみろ2人とも。プリムの目指す最強と、ソラの目指すヒーローを)



ースパァァァン!!!



セレーネ「な……っ!?」


スカイ「よしっ!!!」




シュプリーム「っ!!!」(静かにガッツポーズ)


王将《空振り三振ーっ!!なんとこれが15個目の奪三振!!この回追いつかれはしましたがシュプリーム、まだまだ投げられそうです!!》


狼「うわー!!マジかー!!!」


ノイズ「ちっ!同点止まりか」





セレーネ(まさかアウトコース低めにカットボールを要求するとは……。よく捕れましたね)


狼「よーしよし!ナイスだお前ら!!あのシュプリームから2得点!逆転するぞ!!」


BW『おおーっ!!』



沙優羽「ナイスピッチングだプリム!ソラもナイスリード!2人ならやってくれると信じてたよ」


スカイ「ありがとうございます!!でも、すみません。ヒット打たれて完全試合もノーノーもなくなって、追いつかれてしまいました……。」


シュプリーム「まあ別に完全試合もノーノーも狙ってないし。みんなで勝てればそれでいい」


沙優羽「ははっ!いいね。期待してろ。さあ、打順はソラからや。勝ち越し狙ってくぞ!!」


PSL『おおーっ!!』


ウグイス嬢《BW、選手の交代をお知らせ致します。ピッチャー、キュアパインに代わりまして……キュアスカーレット。ピッチャー、キュアスカーレット。

続いてキャッチャー、ブラックペッパーに代わりまして……キュアダイヤモンド。キャッチャー、キュアダイヤモンド。》


ーわァァァ!!






沙優羽「やっぱ代えてきたか。ここが勝負所やぞ。俺達の」


PSL『はい!!』


沙優羽「まずは先頭ソラ!出塁してこいよ!!」


スカイ「はい!!」


シュプリーム「ソラ、頑張れよ」


スカイ「あの……」


シュプリーム「ん?」


スカイ「怒らないんですか?」


シュプリーム「え?なんで?」


スカイ「私のリードのせいで点取られて追いつかれ、プリムが打ったホームランを無駄にしてしまったので……」


シュプリーム「怒らないよ。別に打たれたのはソラだけのせいじゃない。投げてる僕にも責任はある。それに追いつかれても問題ないんじゃないの?」


スカイ「……え?」




シュプリーム「お前達が点取ってくれるなら問題ないだろ?」


沙優羽「ふっ。その通りや。みんな!エースの期待に応えたろうや!!」


スカイ「はい!!」


ウグイス嬢《7回の表、PSLの攻撃は、1番、キャッチャー、キュアスカイ》


スカーレット(さぁ、いきますわ六花)


ダイヤモンド「残り3イニング、しっかり抑えて逆転するわよ!!」


スカイ(私のキャッチャーとしての能力はまだまだで、チームに迷惑をかけてしまいました。でも、まだ負けてません)


スカーレット「ふっ!!」(インハイに投げる)


スカイ(まだ負けてないからチャンスはあります。キャッチャーとしてできる事は少ないけど、バッターとして出来ることはある。私の役目は出塁してチームに勢いを与える事です!!)



ーガキィィィン!!!(手前でバウンドして高く跳ねる)



スカイ「くっ!!」


ダイヤモンド(まずい。バウンドが高すぎる)


スカイ「はあああ!!!」(快足を飛ばす)


ダイヤモンド「ファースト!!」


ダークマター「間に合え!!」(1塁に送球)



ーダンっ!!(ベースを踏む)



一塁審「セーフ!!セーフ!!!」


王将《キュアスカイ内野安打で出塁!!これが3安打目 猛打賞!!際どいタイミングでしたがセーフの判定!!ノーアウトランナー1塁です》


寿也《出したくないランナーを出してしまいましたね。瞬足のランナーは気にするしかないですから。バッテリーは1点もやりたくないので慎重になるでしょう》


ダイヤモンド(インハイの難しい球をよく当てたわね。ランナーを警戒しつつ、れいかとみらいを迎える……。ほんと嫌な打線になったわね。)




スカーレット(わたくしのクロスファイヤーを打つなんて……さすがですわソラ。でも、ここからは完璧に抑えさせて頂きますわ)


沙優羽「ソラにはアウトになってプリムとブルペン行ってもらおうと思ったけど、やっぱり先頭打者として出塁してくれた方がチームとして勢いが出る。ソラはそれが分かってた。次のれいかやみらい、プリムやゆいなら何とかしてくれるって。自分の足を警戒させればバッテリーもやりにくくなるって。ソラが出るだけで戦況は変わる。れいか、みらい。しっかり狙い球絞っていけ」


ビューティ・ミラクル「はい!!」


ウグイス嬢《2番、ファースト、キュアビューティ》


ダイヤモンド(さあ、どうしようかしら。盗塁する?送りバントする?バスターエンドラン狙う?ヒットエンドラン狙う?瞬足のランナーと器用なバッターじゃ何でもできてしまう。何を狙ってるか分からない。

まずは初球、アウトローにストレートで様子を見る。外れてもいい。インコースだと一二塁間を狙われる。ソルシエールの守備範囲は狼の時より狭いしね)


スカーレット(ソラは左投げのわたくしから盗塁は狙いにくいはず。前回の試合ではわたくしの偽物の癖で牽制アウトになってますし……)


スカイ「………」(大きくリードを取る)


スカーレット(リード大きくありません!?牽制すればアウトにできそうですわ)


ダイヤモンド(リード大きいのを気にしてる!?確かに2塁に行かれてタイムリーでも打たれたら困る。プリムからもう1点取るのでも厳しいからこれ以上失点はできない。1球牽制しましょう)


スカーレット(わかりましたわ)



ーシュッ!!(牽制する)


ーザァァ!!(スカイはヘッドスライディングで帰塁する)


一塁審「セーフ!!」


スカイ「危なかった……」


狼「牽制上手くなってるだろ?クイックも上手くなってるから走らせないぞソラ」


スカイ「確かに厳しいですね」


スカーレット「んっ!!」



ーキィィィィン!!!



ダイヤモンド「っ!?」


スカーレット「くっ!!」


王将《一二塁間抜けたーっ!!アウトコースを強引に引っ張ってライト前ヒット!!ノーアウト1塁2塁となります!!》


寿也《狼がファーストで牽制の為にベースに付いていて、守備範囲があまり大きくないソルシエールがセカンドですからね。その穴を狙いました。ダイヤモンドもそれを分かっていて、尚且つバッターが仕掛ける可能性があるのでアウトコースを要求する事も読んでいて引っ張りました。素晴らしい読みとバットコントロールです》


ダイヤモンド(やるわね、れいか。失敗すればボテボテになるのに……)


狼(やな感じだな〜。トワのピッチング自体はめちゃくちゃ良いのに全部上回ってきてる)





ウグイス嬢《3番、ライト、キュアミラクル》


スカーレット(前回より圧倒的に投げにくさを感じます。どこに投げても打たれそうな……)


ダイヤモンド(大丈夫よ。トワなら抑えられる。ゲッツーを狙ってアウト1つずつ取っていきましょう)


ミラクル(私が出塁すれば満塁でプリムに回る。敬遠はさせない)



ーキィィィィン!!



三塁審「ファール!!」


王将《アウトローの高速スライダーをファール!ここまでノーヒットのキュアミラクルは初ヒットなるか》


ダイヤモンド(相変わらず素晴らしいコントロールね。振ったらファール、振らなくてもストライク。インコースに投げ切れる強さもある。インハイにストレート。ボールになるように)



ーキィィィィン!!!



球審「ファール!!」


ミラクル(しまった。ボール球だった)


ダイヤモンド(追い込んだ。仕留めるわよ。球威抜群のストレート『フェニックスブレイズ』)


スカーレット(アウトローに……)



ーシュッ!!



ダイヤモンド(良いコース!!)


ミラクル(打つ……!!)




ーキィィィィン!!!



ダイヤモンド「ショート!!」


ファントム「くっ!!」(三遊間の打球を必死に手を伸ばす)



ーパシっ!!



王将《三遊間深いとこ!!ファントム追いついた!!だが、投げられる体勢ではない!!投げられません!!ノーアウト満塁だーっ!!》


狼「マジかよ……」


ウグイス嬢《4番、ピッチャー、キュアシュプリーム》



シュプリーム「…………」



ダイヤモンド(ここで回ってきたか)



スカーレット「……………」


















to be continued


〜あとがき〜

どーも沙優羽です!!

俺がキャッチャー降りてから流れが変わってBWがプリムから2得点。

でも、ソラがまた流れを持ってくる活躍を見せて出塁。みんなで繋いで満塁になり、ここで迎えるは4番のプリム!!


でも、ほぼ確実に敬遠されますからね。押し出しで1点は確実かな?その後のゆいが打てるかどうか。

まあ、ノーアウトですからね。勝ち越せるでしょ!笑


試合も終盤に差し掛かり、継投が大事になり、バッターの集中力も鍵を握る。

果たしてどんな結末が待っているのか。

お楽しみに!!

ではアデュー☆