野球対決シリーズ2!第6話《最強の証明》 | star line ~スターライン~

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ウグイス嬢《5回の裏、BWの攻撃は、4番、ファースト、白金響狼》

球審「プレイ!!」

シュプリーム(お前達には期待しない。僕1人で勝ってやる!!)

ードォォォン!!

王将《どうしたのでしょうか!?この回、シュプリーム、狼相手にストライクが入りません!スリーボールです!!》

沙優羽「………」

シュプリーム「くそっ!!」

狼「シュプリームちゃんどーしたどーした(笑)俺にぶつけても良いぞ(笑)」

沙優羽「タイムおなしゃーす」

球審「ターイム」

シュプリーム「何?いらないよ、そう言うの」(マウンドに集まる内野陣を睨みつける)

沙優羽「試合終わった?」

シュプリーム「はぁ?終わってないだろ。どう見ても。まだ5回だよ」

沙優羽「そうやんな。まだ5回やろ。試合は終わってない。文句は試合終わった後で聞く。だから今は、目の前のバッターに集中しよう。」

シュプリーム「集中?集中するのはお前らだろ。何回残塁したら気が済むんだ?」

プレシャス「ごめん……」

シュプリーム「野球は全員でやるもんじゃないの?」

沙優羽「ははっ」

シュプリーム「何笑ってんだお前」



沙優羽「いや……。プリム、俺達の事大好きなんだなって」

シュプリーム「はぁ?」

沙優羽「点を取らない俺達に腹を立てて、それをおかみたんに弄られて、自分のプレーを見失うなんてさ。俺達の事信じてるのに応えてくれないからそうなってんやろ?俺達の事大好きじゃん」

シュプリーム「好きとか嫌いとかじゃないだろ。点を取って僕を援護しろって言ってんだよ!!」

沙優羽「……プリム。さっきも言ったろ?得点せずに試合終わってから文句言えって。まだ試合終わってへん言うたんわプリムやぞ。
それに、プリムは誰に怒ってんの。プリムが怒るべき相手は俺たちじゃない。あっちやろ。」(狼から見えないように体で隠しながら狼の方を指差す)

シュプリーム「あ……」

沙優羽「俺達に怒るのは間違えてるよ。心配しなくても必ず点を取るし援護してやる。だからバカにして来たおかみたんに怒りをぶつけろ。俺達は野球をしに来て野球で勝つ為にここにいるんやからな」

シュプリーム「…………」

沙優羽「プリムも勝つ為におるんやろ ここに。みんなで勝って、己が最強だと証明する為に。こんな事で動揺してたり怒ってたら最強になられへん。俺は信じてるで、プリムが最強だって事は。」

シュプリーム「沙優羽……」

沙優羽「野球は1人じゃできない。俺がシュプリームをエースで4番にできたのはみんながいるからや。1人で全部背負う必要はない。みんなを信じてくれているなら最後まで信じてくれ。これで試合終わった時に点取らんかったらブチ切れていいからさ」(シュプリームの頭を撫でる)



シュプリーム「…っ!?」

沙優羽「頼むでエース!みんなで勝つぞ!!」

プレシャス「うん!!勝とう!!みんなで!!」

シュプリーム「……あぁ。わかったよ……」


狼「話し終わった?(笑)」

沙優羽「よーし!しまってこー!!」

狼「無視か」

シュプリーム(全く……。変な奴だな、お前は)

沙優羽(来い!プリム!!)

シュプリーム(なんだか、点を取ってくれそうな気がしてきたよ)


ーシュッ!!


狼(低いな。ボールだ)


ードゴォォォォン!!


狼「よし!」(バットを投げようとする)

球審「ストライーク!!」

狼「はぁ!?」

ビューティ(フレーミング上手い)

沙優羽「ナイスボールナイスボール!!このオッサンじゃ打てないよー!!」

狼「くそが。ボールだろ」

沙優羽「どう見てもストライクやと思うけどな(笑)目付いてんのかな?(笑)」

狼「あァ!?」

ウィング「やり返してますね」

マジェスティ「煽り合ってるのちょっと面白いかも」

ドリーム「ナイスピッチングだよプリムーっ!!」

シュプリーム「ふぅ……」

沙優羽「さーて、何投げてもらおっかなー(笑)何投げても三振するしな〜(笑)」

狼「審判、こいつうるさいです」

沙優羽「ただの独り言なんで気にしないで。おかみたんがプリムを煽った時の言葉とは明らかにちゃうやろ(笑)」


ーキィィィン!!


三塁審「ファール!!」

狼「くっ!インハイにカットボールか……!!」

沙優羽「いいよー!!ナイスカットボール!!抑えれるでー!!こいつくらいならー!!(笑)」

狼「明らか煽ってんだろうが!!まあ、イライラさせようって事だろ?悪いけど俺が打てなくても後ろに頼れる奴がいるから問題ねぇよ」

王将《スリーボールからフルカウントに持ってきました。次の球は何で来るか?》

寿也《僕ならフォークをゾーンに決めますね。ただ、落ちるボールをストライクに見せるにはフレーミングが大事になります。見逃されたらフォアボールになりますから。
もしくはチェンジアップですかね。2球連続で速い球を投げてるので有効かと。ただ、三振を奪えるかは分かりません。連続奪三振狙うならフォークですかね。》

王将《なるほど。さあ、何を選択してくるか》

シュプリーム「見せてやるよ、狼」

狼(2球続けて速球だからチェンジアップやナックル来るか?もしくは落としてくる?スリーボールでフォークは外したり逸らすの怖いから投げないはず……いや、ゆうまの事だ。投げる可能性はある!!)

シュプリーム「はぁぁっ!!」


ーシュッ!!


狼(真ん中!?いや、これは落ちる…。見切ったぞゆうま!!)


ーパァァァン!!


狼(外れ……)

球審「ストライク!!バッターアウトーっ!!」

シュプリーム「ふんっ」

狼「くそ〜っ!!」

王将《見逃し三振ーっ!!これで5者連続三振!!10個目の奪三振です!!シュプリーム、圧巻のピッチングを見せます!!》

寿也《やはりフォークで決めましたね。見事なキャッチングと強気のリードです》

シュプリーム「ワンアウトワンアウトーっ!!」

PSL「ワンアウトワンアウトーっ!!」

沙優羽(いってぇ〜!左手腫れてる気がする)

ウグイス嬢《5番、レフト、キュアハート》

ハート「すごいね……」

沙優羽「だろ?あれが今のうちのエースのプリムたん」


ハート「凄いのは沙優羽さんだよ」

沙優羽「え?俺?」


ーキィィィン!!


シュプリーム「っ!?」

三塁審「ファール!!」

王将《初球インローのスローカーブをファールにしました。思い切り振ってきましたね》

沙優羽「怖ぇ〜」

ハート「やっぱりね」

沙優羽「ん?」

ハート「痛むんでしょ?左手。」

沙優羽「気づいてたんか!?」

シュプリーム「んっ!!」


ーシュッ!!



ハート「手が痛いからこそ、ストレートを投げる割合が減ってる。そうでしょ?」


ーキィィィン!!


球審「ファール!!」

ハート「くっ!アウトローに高速シュート……捉えきれなかった……!」

沙優羽「よう気づいたな。球威のえぐいストレートはマジで捕るのキツいよ。ははは」

ハート「まあ、六花が気づいたんだけどね。手が痛くても顔色変えずにボールを捕ってるのすごいよ。」

沙優羽「俺はこのチームの監督でキャプテンでキャッチャーや。勝つ為の選択に、俺を言い訳にせぇへんよ」

シュプリーム「はぁぁっ!!」


ーシュッ!!


ハート(ストレート……!でも、驚かないよ。沙優羽さんがプリムの投げたい球を投げさせないわけないからね……!!)

狼「打て!!マナーっ!!」


ードゴォォォォン!!


ハート「なっ!?」

沙優羽「よっしゃオラァァァ!!!」

王将《空振り三振ーっ!!なんと6者連続三振!!高めのストレートで11個目の三振を奪いましたーっ!!BW、シュプリームの球を捉えることができません!!》

ダイヤモンド「やるわね、プリム……沙優羽……!」

狼「嘘だろ……」

シュプリーム「ふぅ……。ツーアウトツーアウト」

PSL「ツーアウトツーアウト!!」

ハート(読めていたのにストレートにカスリもしなかった……。球威が上がってる……?)

ウグイス嬢《6番、サード、ダークマター》

ダークマター「俺が流れを変えてやる」

沙優羽「大型扇風機のお前には無理や」


ースパァァァン!!


王将《空振り三振ーっ!!なんとこれで7者連続三振で12個目の三振を奪いましたーっ!!1球カットされるも、最後はシュプリームフォークをストンと落としました!!5回まで1人のランナーも出していません!!》

寿也《調子が上がってきましたね。これは両チーム意識し始めるんじゃないですか?何がとは言いませんが。》

王将《そうですね。言うと大体途切れたりしますからね。そして5回を終了したのでグラウンド整備が入ります》




狼「今のところパーフェクトされてんだよなぁ」

ダイヤモンド「完全試合だけは阻止したいわね」

フォーチュン「随分と後ろ向きね、六花」

ダイヤモンド「え?」

フォーチュン「逆転、するんでしょ?」

ダイヤモンド「っ!?……ふふっ。そうね。完全試合阻止だけじゃない。逆転するわよね、みんななら」

ソルシエール「当然だ。絶対にシュプリームから打ってやる」

ファントム「繋ぐぞ、お前ら」

ノイズ「当然だ」

ダイヤモンド「問題は継投のタイミングね。ブッキーは恐らくこの6回までだし、9回はいおな。トワに7回と8回を投げてもらわなくちゃいけない。でも、トワは先発もできるくらいスタミナあるし、最悪ブッキーが捕まっても6回途中から投げれるわよね?」

スカーレット「問題ありませんわ。延長に入ればマナにも投げてもらえますし、最悪あまねにまた投げてもらう事もできます。何かあったら狼様も投げられます。投手は充実しておりますわ」

狼「その辺りは俺が考えるから問題ない。お前達はお前達の仕事を全うしろ。んで、六花はいつでも試合に出られる準備をしておけ。途中で代えるからな。」

ダイヤモンド「分かったわ」

ブラペ「守備面は六花の方が良いしな。それに俺のリードは沙優羽さん達に読まれやすい。俺が向こうを知ってるように向こうも俺を知ってる」



狼「そういう事。2失点で抑えたあまねの為にも必ず逆転するぞ!!」

BW『おおーっ!!』


沙優羽「多分やけど、おかみたんはプリムとは一切勝負せぇへんと思う。全打席敬遠って決めたら徹底的にしそうやし」

ビューティ「満塁でも敬遠しそうって事ですか?」

沙優羽「いや、さすがにそれは分からんけど。やりかねん。そうなると必然的にゆいとの勝負が多くなる。そこでしっかり打てるかどうかが後半の鍵になってくると思う。知らんけど」

ウィング「知らんけど?」

沙優羽「まあ、うちの2番3番は出塁率高いし、プリムを敬遠してくれるなら満塁になる可能性かなり高いからゆいは力まず難しい事は考えないでいつも通り自分のスイングしてくれたらええ」

プレシャス「分かった!」

沙優羽「その為の5番やからな。んでプリムは……」

シュプリーム「わかってるよ。別に完全試合なんか正直どうでもいいから僕はみんなで勝ちたいんだ。僕が憧れたプリキュアと勝ちたいんだよ。僕は1人じゃないんだろ?」

プレシャス「うん!プリムには私達がいる。期待に応えられるよう頑張る……いや、絶対期待に応えるから!」



グラウンド整備終了

ウグイス嬢《6回の表、PSLの攻撃は、6番キャッチャー、沙優羽》

沙優羽「よーし。出るぞー!!」

ブラペ(1打席目はインハイのボール球のストレートをサード強襲ヒット。2打席目はバスターエンドランを狙ってたけど高めのストレートを空振り三振。やはりストレートが鍵を握っている。多分変化球は……)


ーパァァァン!!


球審「ストライーク!!」

ブラペ(追い込まれるまで振らない。それに祈里の武器は低めへのコントロール。このカーブも外角低めいっぱいに決められた。次はアウトローにスライダーだ。ゾーンに入れていい。)

沙優羽(ブッキーは低めのコントロールが武器だから恐らく俺の得意な高めで勝負はしてこない。ストレートは得意な俺に投げては来ない。となると、勝負はインコースかアウトコースの変化球。インコースはプルヒッターの俺には投げるの怖いだろ?なら狙うは……)

パイン「はあっ!!」

沙優羽(アウトコースの変化球……!!)


ーキィィィン!!!


ブラペ(くっ!思い切り踏み込んで打ってきた!!読まれてたか……!!)

王将《弾丸ライナーが炸裂!!フェンス直撃だ!!沙優羽は1塁を回って2塁を狙うー!!タイミングは際どいぞーっ!?》

ソルシエール「クッションが良い!!ノイズ!!こっちだ!!」(2塁に入る)

ノイズ「悪いが暴走だぞ沙優羽ーっ!!」(2塁へレーザービーム)

ミラクル「ゆう兄!!」

沙優羽「うおおおーっ!!」(ヘッドスライディング)


ーパァン!!


二塁審「アウトーっ!!」

パイン「やった!!」

ブラペ「ナイスセンター!!」



ノイズ「ふははは!!もっと私を称えろーっ!!」

狼「残念だったなー!!(笑)足遅いの前回と何も変わってない暴走だろ(笑)」

沙優羽「……………」(動かない)

シュプリーム「沙優羽……?」

ソルシエール「おい。どうした。アウトだぞ」

沙優羽「ははっ。いやー、打球強すぎたな」(立ち上がってベンチへ向かう)

狼「なんだアイツ」

ウグイス嬢《7番、ショート、キュアサマー》

サマー「よーし!2安打目打つぞー!!」


沙優羽「足遅いなぁ俺。絶対2塁行けたと思ったわ」

ウィング「無理はしちゃダメですよ」

シュプリーム「僕の為に走ってくれたんだろ?キャッチャーはお前しかいないんだ。無理するな。仲間を信じろって言ったのはお前だろ?後ろを信じたら?」

沙優羽「ははっ。それもそうやな」


ーキィィィン!!


沙優羽「おっ!!」

王将《打ったーっ!!左中間真っ二つーっ!!キュアサマーは悠々と2塁到達。ワンアウトランナー2塁です!!》

ブラペ(やたら打つな。やはり祈里じゃ球が軽いのか……?いや、球威自体はなくはない。恐らくシュート回転になってアウトコースの球が若干甘く入ってるんだ。さっき満塁の場面で投げて集中力と体力を使っちまったか)

ウグイス嬢《8番、サード、キュアスター》

ブラペ(でも、気にする程じゃない。俺がしっかりリードすれば抑えられる)


〜ブルペン〜

ーパァァァン!!



ダイヤモンド「ナイスボール!!」

スカーレット「今日はとても調子が良いですわ」

ダイヤモンド「低めにもしっかりコントロールできてるし、右打者へのクロスファイヤーも効果絶大でしょうね。これ以上点がやれない場面、ロングリリーフできるトワがいるのは本当に心強い」

王将《キュアスターは送りバント成功!ツーアウトランナー3塁でキュアエールを迎えます!》

寿也《手堅いですね。少しでも多く点を取ってシュプリームを援護しようと言う思いを感じます》

ウグイス嬢《9番、レフト、キュアエール》

ダイヤモンド「ここがブッキーの正念場ね。次はソラに回るから恐らく打たれたらトワにスイッチする」

スカーレット「大丈夫。祈里なら抑えられますわ」




ーパァァン!!


球審「ストライーク!!」

ブラペ(また変に粘られても困るしな。低めに投げ込めれば打ち損じが多くなるはず。打ち取るピッチングなら祈里が1番得意だ)


ーキィィィン!!


ブラペ「セカンド!!」

ソルシエール「はあっ!」(ゴロを捌いてファーストへ送球)

一塁審「アウトーっ!!」

パイン「やった!!」

王将《スリーアウトチェンジ!!パイン、無失点で切り抜けました!!いやー、チームに勝利を呼び込むピッチングをする勝利の女神として有名なパインがここもしっかりバックを信じて守り切りました!》

寿也《ビハインドでの登板が多いですからね。彼女が登板してから逆転と言うのは何度も見てきました。今回もやってくれそうな気がしますね》




シュプリーム「いくぞ沙優羽」

沙優羽「おん」

ウグイス嬢《6回の裏、BWの攻撃は、7番、キャッチャー、ブラックペッパー》

ブラペ(恐らく俺はこれが最後の打席になる。絶対結果を残してやる)


ーパァァァン!!


ブラペ(アウトローに超高速スクリュー……。あんなの打ってもファールにしかならない。狙うなら緩い変化球だ。途中からストレートはほぼ投げてないしな)


ーキィィィン!!


沙優羽「……っ!?」

球審「ファール!!」

ブラペ(くそ!ナックルは遅すぎる……!!)

シュプリーム(楽しいね。野球って)

ブラペ(わ、笑ってる……。ふざけやがって……)

シュプリーム「んっ!!」


ードゴォォォォン!!


ブラペ(す、ストレート……!!)

王将《空振り三振!!これで8者連続……》

沙優羽(くっ!!)

王将《いや、落としている!!振り逃げなるかーっ!?》

シュプリーム「沙優羽!!」

沙優羽「おらぁぁっ!!」(拾って1塁へ投げる)

一塁審「アウトーっ!!」

ブラペ「くそ〜!!」

シュプリーム「おい!大丈夫か!?」

沙優羽「いってぇ………」(左手を抑えている)

球審「ターイム!!大丈夫か君!?」

ハート「ま、まさか私がストレート減ってきたって言ったから敢えてストレートを選んで怪我が悪化したんじゃ……」

狼「それは違う」

ハート「え?」

狼「あれはアイツが自ら選んだ事だ。勝つ為に」

ダイヤモンド「そうよ。彼の怪我をマナが気に病む必要はないわ」

ハート「六花……」

狼「それに、キャッチャーが自分しかいないと分かってるゆうまが何も考えてないとは思えない。なんなら痛いふりかと思ってた」

ダイヤモンド「まあ、痛いふりする意味もないしね」

ブラペ「キャッチングやフレーミングが上手い沙優羽さんがボール落としたりするのおかしいなって思ってたし怪我してたなら納得だな」



スター「左手パンパンに腫れてるじゃん!!」

沙優羽「プリムの球えぐすぎたわ。でも、キャッチャー俺しかおらんし……」

スカイ「では何の為に私にキャッチャーの練習させたんですか?」

サマー「ソラ!?センターから走ってきたの!?」

スカイ「はい。チームのピンチなので」

沙優羽「ソラたん……」

スカイ「私にキャッチャーをさせて下さい。沙優羽さんのその手ではプリムの球はこれ以上取れません」

沙優羽「ソラはありす、はるはる、エルちゃんの球は捕ったことあるけど、プリムの球まだ受けたことないやろ。それならまだ俺がやった方が……」

スカイ「野球は9人でやるものですよ」

沙優羽「……っ!」

スカイ「監督だから、キャプテンだから、正捕手だから……。全てを1人で背負う必要はありません。そう言ったのは沙優羽さんです」

沙優羽「そ、それはそうやけど……」


スカイ「私達はいつも迷惑をかけ、沙優羽さんに助けられてきました。だから今度は私達が沙優羽さんを助ける番です!!」

沙優羽「ソラ……」

スカイ「私達を信じて下さい」(手を差し出す)

沙優羽「……頼む……」(キャッチャーマスクを渡す)

スカイ「任せて下さい!!」

沙優羽「じゃ、みらいをセンターにしてライトに俺が……」

ウィング「そんな手でどうやって捕球するんですか。無理しないで下さい。僕はいつでもいけますよ」(ベンチから歩み寄る)

沙優羽「ツバサきゅん……」

プレシャス「心配しないでよ。ここからは私達に任せて、ゆう兄は監督として集中して!」

沙優羽「……わかった。審判!キャッチャー交代!センターのスカイがキャッチャー、センターにはウィングが入る!!」

狼「ゆうまが離脱か。これはかなり戦力ダウンだな。俺達にもチャンスがあるぞ」



ピッチング練習終了

ウグイス嬢《8番、セカンド、ソルシエール》

球審「プレイ!!」

王将《さぁ、キャッチャーがスカイに代わって、シュプリーム第1球……投げた!!》

スカイ「っ!?」


ーバチィ!!(グローブを弾く)


スカイ「えっ!?」


ーガシャァァン!!(バックネットにボールとグローブが当たる)




シュプリーム「………」




スカイ(ピッチング練習の時とストレートの威力が全然違う……)













to be continued

〜あとがき〜
どーも沙優羽です!
俺、負傷交代!あとはプリキュア達に託します!!
連続奪三振は8で13個の三振を奪い未だノーヒットで抑えているシュプリームはこのまま記録を伸ばせるか!?

そしてキャッチャーが交代して、スカイがキャッチャーをやりますが不安要素しかありません!
BWはこのチャンスを活かして得点に繋げて同点、逆転することはできるか!?

またシュプリームのイライラが上がりそうだけどみんな頑張れ!!(他人事)
ソラ、頑張って捕るんやぞ!!
ではアデュー☆