今日、完ちゃんのベッドわきの箪笥で

なにやら探しもんをしてたら、偶然、

 

いつも、完ちゃんが、寝ていたベッドの

右手のわきに置いていた、透明のポシェットが

目に留まりました。

 

 このポシェット、いっつも、そこに置いてあって

 寝たきりながら、ゴソゴソ、ゴソゴソといつも

 なにかしら、取り出してたなぁ~

 

と、懐かしく思いながら、開けてみたところ、

 

毎年、お正月に、父と母に、一冊ずつ渡していた

小さい鉛筆つきの、メモ帳が、ありました。

 

パラパラと、ページをめくってみたら、中に

ぎょうさん、<みみずの這うたような字>で、

完ちゃんが、自分の名前を、繰り返し、繰り返し、

書いていました。

 

認知症になりかけやった頃、父に、

自分で、住所や名前が書けへんなんだら

定期の解約も、でけへんさかい、アカン!

 

いうて、週に何回か、夕食のあとに、

新聞のチラシの白紙の部分を使うて

 

父に、住所と名前を書く、練習(?)を

してもろてたことがありました。

 

そのとき、傍で見てた完ちゃんも

 

 私も、<みみずが這うたような字>しか

 書けへんさかい、読まれへんのと違うやろかなぁ~

 

と、不安そうに、話していたので、

 

私のいいひんところで、小さいメモ帳に

何度も、何度も、自分の名前を書いて、忘れんように

していたらしいのですが、

 

なにせ、寝たきりで、上向いて書いてるし、

そもそもが、<みみずが這うたような字>やし

半分ぐらいしか、読まれへん(*^^*)

 

けど、毎日練習してたんやろか、

あの頃はもう、両目もよう見えへんようになってたし、

手も、震えてたのに、何度も、何度も、書かれた名前、

 

ベッドに上向きながら、私の知らん間に、

一生懸命練習してたんやと思うと

胸が詰まる思いがしました。

 

それに、

 

まだ、目がなんとか左目だけ、ぼんやりとやけど

見えていた時には、

 

テレビショッピングで、いろんな、珍しいもん

便利そうなもん、美味しいもんを、見つけては、

 

申し込み先の、電話番号、例の0120で始まるやつ、を

同じ、そのメモ帳に、メモをとろうと試みるも、

これまた、なんの数字か、読めへんし(*^^*)

 

 0120のあと、なんて書いてあるん?

 

と、尋ねてみるも、

 

 なんて、書いたんか。。。忘れてしもた(*^^*)

 

と、注文できないまま、そんな

判読不明な、0120が、そのメモ帳には、

ぎょうさん、ぎょうさん、残されていました。

 

日がな一日、ベッドで寝たきりの時間を過ごしながら、

テレビで、なんかええもんがあったら、

私に、教えようと思うて、必死で、メモ帳に

書き留めようとしてくれてたんやと思うと。。。

 

ごめんなさい。。。イライラしてるときには、

 

 たとえ寝たきりであっても、できることが、何かしら

 あるんと違う?! 

 いくらでも時間は、あるんやから、

 考えたら、どうなん?

 

と、ひどいことを、言うてしもてた。。。けど

 

 電話番号は、もう、ええわ!

 ネットで、探すさかい、なんていう名前のもんやった?

 

そういうて尋ねたら、

 

 何か。。。あ~、もう、それも、忘れてしもたわ~!

 なんや、それ。。

 

と、二人で大笑いした、あの、小さい、黒いメモ帳。

 

みみずの這うたような、名前も、

読めへん、0120のあとの数字も、

 

みんな、みんな、懐かしい、です。(*^^*)