婚活サイトで出会った山川さん10

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婚活サイトで出会った山川さん9の続きです。

山「今日、せっかくのレストランだから、ちょっと慣れたところ見せようかなって思って勉強してはみたものの…やっぱり付け焼き刃の知識ではダメですね。ていうか、飯はどんな形であれ美味しく食べれるっていうのが一番ですよね。」

私「それは、そうですね…。」

山川さん、話してスッキリしたのか、おかわりしたパンを口いっぱいに頬張ってもぐもぐ食べ出しました。

ダイエットしているという設定も無くなったのでしょうか(-_-)

でも、やけに料理教室に通っている人たちの年齢とか雰囲気に関して詳しかった気がするのですが（そして私より若い人が来ているという失礼発言もいただいてますし。)それはどこで仕入れた情報だったのでしょうか。

私「山川さん、料理教室の仕事はされていないにしても、料理教室についてはお詳しいように感じたのですが…あっ、山川さん自身が教室に通われていたのですか？」

山「いや、僕は飯を作るよりは食べる派なんで。料理教室に関しては、ちょっとネットで見たときに若い子が多く写真に写っていたから。それで適当に話作ってました（笑）」

え、何この人ものすごくいい加減な人だった…。

でもなぜ今そうやって嘘をついていたことを告白し出したのか分かりませんでした。

若干引いている私をよそに、山川さんはなぜ今日になって、嘘をついていたことを告白したのか教えてくれました。

（結果的に彼の話を聞いているうちに、真相を明かした理由が分かったという流れだったのですが(^^;)

山「僕、正直婚活サイトで出会う女性にあまり期待はしていなくて。やっぱりリアルで出会う相手には敵わないだろうなって思っていたんです。今までじっくり相手を知って、それでやっと好きになるってことが多かったので。」

私「そうだったんですね。」

山「で、さゆりさんとコンタクトを取るようになって。最初は、まぁ今だからぶっちゃけますけど、適当でいいかっていうノリだったんですよね。あ、怒らないでくださいね。別にさゆりさんだから適当でいいかって思ったんじゃなくて、相手が誰であってもそういうノリでいってたと思うんで。別に年齢とか見た目とか関係なく。まぁガッキー並の相手が来たら、それはもう本気モードだったと思うんですけど（笑）」

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