のらりくらりと観劇日記 -4ページ目

のらりくらりと観劇日記

宝塚歌劇団が大好きです。自由気ままに更新します。宙組ファンの娘がいますので、宙組がどうしても多くなると思いますが、全組観劇したい派です。よろしくお願い致しますm(__)m



皆様、こんにちは!

本格的に寒くなってきましたが、お風邪など引かれてませんでしょうか…?

私はとにかく冷え性なので、寒さと戦う日々でございます😅

年々寒さが体にきてますね…

おすすめの冷え性対策があれば教えてください😭


さてさて、ついに発表がありました。

七海ひろき、退団発表。

ディナーショーもして、しかもそのタイトルが

「Dearest」

ファンの方も既に覚悟されていたと思います。

まずは、カイちゃんにお疲れさまでしたとお伝えしたいです。

宙組から星組へ組替えし、様々な苦労があったと思います。

それでもファンは彼女についていき、応援し続けました。

これこそ宝塚ですね。

ただ、なぜ彼女はトップになれなかったのか。

これについて、少しだけ書かせていただきたいと思います。


私が思う一番の原因はタカラヅカスカイステージだと考えます。


スカステはタカラジェンヌたちの舞台では観ることのできない姿を拝見できる貴重なチャンネルですよね。

それが彼女にとっては仇となってしまったのではと。

カイちゃんが大きくブレイクしたきっかけはスカステのBrilliant Dreamsだと私は考えています。

そこから彼女は着実に、いや、爆発的にファンを増やしました。

トップになっても人気のないままの方もいる中彼女のようにここまで人気のあるタカラジェンヌは貴重な存在です。

なのになぜトップにしなかったのか。

それは彼女がブレイクしたのが、舞台上の七海ひろきではなく、スカステの中の七海ひろきだったからではないでしょうか。

スカステのおかげで、舞台上できりっとしている男役さんの可愛らしい一面や、上級生らしいまたは下級生らしい一面を観ることができたり、娘役さんが娘役へのこだわりや、相手役さんへの愛を語ったりする姿をみることができるようになったのは事実です。

そして、それによってさらに好きになるというのも事実です。

ですが、彼女たちタカラジェンヌの本業は何でしょう?

そう、舞台です。

彼女たちが舞台役者であるということを忘れてはいけないと思うのです。

本人たちも、劇団も、私たちも、です。

もちろん、スカステがきっかけで舞台を観に行き、好きになるということもあると思います。

しかし、それは舞台上で実力を発揮することができる方のみありえることです。

カイちゃんが足りなかったものは、舞台上での実力だと思います。

スカステの番組の真ん中と、大劇場の0番は全くの別物。

たとえスカステで輝けたとしても、トップになったとき、舞台の真ん中で輝けるとは限らない。

それを証明してしまったのが皮肉にも彼女なのでしょう。


スカイステージは有料チャンネルと言えど、月々3000円程度支払えば観ることができます。

しかし、本物の舞台はチケット代3500円から12000円支払って、さらに遠方からだと交通費もかかります。

どちらが劇団への貢献率が高いかは一目瞭然です。

宝塚はわざわざ劇場に観に行くものだと思います。

だから、わざわざ舞台を観に来させる何かがないとトップにはなれないのだと考えます。

これまでにトップになった方はわざわざ観に来させる何かがあるから、劇団はトップにさせたのです。

しかし、これは彼女だけに言えることではありません。

トップスターでさえ、タカラジェンヌとは何かというのを見失ってしまっている方もいますし😅


結局、多くの方が望むのは実力。

それを証明したのが、今の雪組でしょうね。

たとえ、ビジュアルが少し良くなくても、実力で圧倒できるからそれを求めて皆観に行くのです。

安心してチケットを取ることができるのです。(だいたい取れないけれど😅)

現にファントムも素晴らしかったです。(感想はまた今度書きます)

結論として、何が言いたいかといいますと、これ以上、彼女のようなスカステジェンヌが増えてほしくないということです。

将来カイちゃんのようになりそうだなと心配な方もいますが、本当に舞台で頑張ってほしい、ファンも舞台の彼女を本気で応援してほしいものです。

どの世界も本質を見失ってはおしまいです。

こんなことを書きましたが、カイちゃんにももちろん舞台上の魅力はあります。

宙組時代はかっこいいなあとよく自然と目で追っていました。

だから、最後まで応援しています。

どうか彼女の最後が悔いのない素晴らしいものとなりますように。


長文失礼いたしました。

ではでは\(^_^)/