自分を信頼し、将来に希望を持ち、マイナスな出来事があっても長く引きずらないーー。


人生においてこれらの大切さはわかっていても、ひとたび不運が訪れると、わかりやすくめっちゃクヨクヨ悩む私です。



しかし、「運を科学的に研究している」研究者の本を読むと、ポジティブであることの大切さを心底理解せざるを得なかったのでありました。




 

 



プロのマジシャンとして活躍しながら、観客がトリックに騙される経緯に興味を持ち、それが高じて心理学者になったというリチャード・ワイズマンの著書『運のいい人の法則』(角川書店)。



本作は、「運」について、10年かけて数百人を相手に研究した結果をまとめたものです。



その結果、人は生まれつき運がいいわけではなく、運のいい人は本人も気づかぬうちに、4つの法則に従って幸運を作り出していることが判明します。




もう目次にも書いてあるので、その4つの法則を引用しますが、





1つは、「チャンスを最大に広げる」こと。


2つめは、「虫の知らせを聞き逃さない」こと。


3つめは、「幸運を期待する」こと。


4つめは、「不運を幸運に変える」ことでした。





各項目、様々な職業や立場の人の運に対する詳しいエピソードがたくさん登場するのですが、運のいい人は、肩の力を抜いて物事に穏やかな気持ちで取り組みつつ、何事も「自分はやり通せる!」と信じて、チャンスを最大限に広げるために、積極的に人に話しかけ、どんどん新しい体験をしていたように思います。







私がすごいな~! と思ったのは、運のいい人は、対人関係でも、自分の周囲にいる人は、面白くて優しい人だと思っていたこと。




アンドレアという地元でも評判の素敵な男性と婚約した女性が登場するのですが、彼女は「周囲の人はみんな優しくて、自分を助けてくれる」と信じていたのですあんぐりあんぐりあんぐり


しかも、その期待が何度も現実のものとなったそうなので、「マジかああああ~~~‼️‼️‼️」と、私は顎が外れそうになるほど驚きました。






私自身は基本的な考え方として「この世で優しくていい人は少しだけしかいない」と思っているところがあって、しかも期待して裏切られたら中々立ち直れないので、何事も初めから期待しないようにしているタイプの人間です。



だから、このアンドレアの考え方は衝撃的だったし、「そう思うからそうなる」というのは、少しはあるのかもしれないなと感じました。






逆に運の悪い人は「自分は運が悪いから…:( ;´꒳`;)」と、初めから信じ込んでしまっていたような…。


あと、そもそも行動しないことや、「これはヤバい、この人は一緒にい続けるとヤバい」と本能で感じていても、そのままズルズル付き合ってしまうこともある…ということが綴られていました。




ハイビスカスひまわりチューリップガーベラ


本作は、迷信を信じていないし、スピリチュアル的なことを推しているわけでもありません。




日々、気持ち良く豊かに生きる方法が、とてもユニークな研究結果とともに綴られているので、読んでいてとても楽しかったですニコニコ



物事を多角的に見て、不運な出来事さえも、ポジティブな要素を見つけて、前向きに生きる大切さを教えてもらった気がします。



おすすめの1冊です✨✨






弁慶もち…ꉂ🤣𐤔



さゆ