こんにちは★


昨日から実家に戻りまして、京都の半端ない底冷えする寒さに驚いている私です(((( ;°Д°))))


新幹線が京都駅に着いた瞬間、

「京都さむっっっっっ!!!!!!叫び

と、驚愕致しました……。


東京よりずいぶんと寒く感じるのはなぜなのでしょうか……?


なんというか、腰から、下半身からズンとくる寒さです・・・(ぶるぶる)



さてさてさゆさん、先ほどから今年読んだ本をチェックしていたのですが、


私は読んだ本を逐一、手帳に記している・・・はず・・・なのですが、


今年は本来の私のずぼらな面がガンガン威力を発揮し、手帳に記されていない月も多々ありました。


絵本とか、ほぼ書いていなかったです・・・・・・。


おおよそなのですが、今年読んだ絵本は、およそ20冊くらいだと思われます。


毎年のことながら・・・少ないぃぃぃぃ・・・・・・(ぼそっ)


感想書いたもののみ記載しているのですが、大体そのくらいです・・・・・・。


かなりアバウトになってしまうのですが、今年読んで特に、面白かった(!)楽しかった(!)印象に残った絵本を、私の勝手な主観と独断と偏見で、3冊、あげてみたいと思います~!!!!


「たまたま私が今年読んだ」だけなので、発行年・出版社・バラバラです~~~。(;°皿°)



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まず第三位は!!!



まったき動物園/河出書房新社
¥1,296
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大人のための、気色悪い不気味な動物たちが集った珍獣辞典・・・・・・・。


残酷で不条理な世界を描き続けた「エドワード・ゴーリー」(1925-2000)が描いた


『まったき動物園』という絵本です。



これは、大人のための絵本なので、子どもが読むことは個人的に全くおススメしません。。。叫び


ウレぴあ総研というサイトで、シュール&ブラックな絵本特集をした時に出会った絵本なのですが、

このエドワード・ゴーリーという作家さんは、本当に色々な意味ですごい方でした。



ゴーリーは、ヴィクトリア朝に広まった、教訓めいた物語のパターン……「善は報われ、悪は罰せられる」という世界観を、涼しい顔でひっくり返した人物です。

ゴーリーの世界では、子どもは善であれ悪であれ、理不尽に死ぬほかはないようで、


例えば、名前にA~Zまでの頭文字をもつ26人の幼い子たちが、ABC順に26とおりのかわいそうな死に方をしていく『ギャシュリークラムのちびっ子たち―または遠出のあとで』なんかは、本当にシュールで残酷な世界が描かれています。


『まったき動物園』では、地球上の動物園では絶対に見ることができない、可愛い!キレイ!優しい!を一切排除した、おぞましい姿の、性格の悪そうな幻獣を次々に見ることができます(笑)。


この絵本は、内容的には全然恐ろしくないのですが、動物たちが最高に気持ち悪いです(笑)。


地球上の動物園には、絶対いないよね!!という気持ち悪さが満載ですw



でも、読み始めるともっっのっっすっっっごく癖になってしまうのです。。。。



ゴーリーの気持ち悪さ・そしてまた逆に、彼が多分に持っていたであろう繊細さにすっかりトリコになってしまいます。


表面だけ、上っ面だけ、正義感で固められたものを、無菌状態の物を、ビリビリビリーーーー!!!!と引き剥がしたくなったとき、



シニカルに「くくくくくっ。」と笑いたくなったとき・・・・・・



良かったらぜひ読んでみてくださいね。。




「きぃきぃ泣きわめき、うめきつつ、くるぶしの骨を喰らう”クィンガワガ”」などが、あなたを待っていてくれます♡笑



でも絶対ゴーリーさんは、死ぬほど優しくて性格が良い人だったと、個人的には思うのです・・・・・・。


読み終わった時に嫌な後味が全くないのです~。




そして第二位は!!!


りんごかもしれない/ブロンズ新社
¥1,512
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読むと、妄想が止まらなくなってしまう、大人でも子どもでも、十分に楽しめる絵本、



ヨシタケシンスケさんの『りんごかもしれない』という絵本です♡


本書は、男の子が学校から帰ってくると、テーブルの上に「りんご」が置いてあるのを見つけるところから始まります。


男の子は、りんごを見て「……でも……もしかしたら これは りんごじゃないのかもしれない」と、たった一つの何の変哲もない「りんご」を見るなり、アインシュタイン並みに壮大な空想を始めるのです。



「このりんごは宇宙から落ちてきた小さな星なのかも」と想像したり「りんごから手足が出てきて、ぼくとそっくりになって、ぼくを赤く塗って、僕と入れ替わってしまうかも」という心配したりもします。


男の子は、この「^かもしれない」という言葉を、絵本の中で何度も使って、たくさん想像(妄想!?)を始めるのですね。。。。




この絵本を読んだとき、私は失恋したばっかりだったのですが(そして今その失恋した相手と暮らしているのですから、人生ってわからないものですが・・・・・・笑(;´▽`A``)



この「~かもしれない」ごっこに、とっっても救われました。。。




「あたしは絶対、幸せになれるかもしれない」



「前世はきっと、お姫様だったに違いない」(※もはや「~かもしれない」じゃなくなっている・・・汗)



・・・・・・そう、できるならポジティブに!笑



 「明日はきっと、良い日になるかもしれない」そんな風に想像することで、世の中が果てしなくおもしろく感じられる一冊でした。。。



今も手元においてあり、ことあるごとに読み返している絵本です(≧▽≦)


想像(妄想)する力を持つことで、人生って見違えるほど楽しくなるんだな~と思います。。。




そして第一位は!!!!



モチモチの木 (創作絵本6)/岩崎書店
¥1,512
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今年のある時期、私は「小さな頃に読んだ絵本をもう一度読み返そうブーム」になっていたのですが。。。


その時読み返した一冊で、「あれ・・・?これ怖い絵本だと思っていたのに、こんなに優しさにあふれている絵本だったの・・・・・・・?」と驚いてしまった、



『モチモチの木』(斉藤隆介)です。



このお話の主人公は、怖がりで、夜ひとりではセッチン(トイレ)にいけない弱虫の「豆太(まめた)」です。


おもての大きなモチモチの木がおっかなくて、夜にトイレに行きたいときは、いつもジサマについてきてもらいます。。


ところがある夜、ジサマの具合が悪くなり、豆太はジサマを助けたいその一心で、夜道をひた走り、お医者様をふもとまで呼びに行くことになるのです!


元気になってから、ジサマが豆太に伝えたセリフが、本当に本当に素敵でした。


「じぶんでじぶんをよわむしだなんておもうな。


にんげん、やさしささえあれば、やらなきゃならねえことは、きっとやるもんだ。


それをみて たにんがびっくらするわけよ。」




この言葉は、私自身もすごく励まされ、温かい気持ちになりました。。。


「強くなる」ということは、乱暴になることでも、ましてや弱いものを無視することでも決してなくて。。


誰かを守ろう、誰かの力になろう……と、優しい気持ちが大きくなれば、人間、どんなことでも頑張れるんだな……と、教えられました。


豆太は、また最後は怖がりに戻っちゃうのですが(笑)。


そんなところも、とても印象に残りました。。。


誰かに愛されたり、甘えたり、優しくされた経験は、実は本当に貴重で尊い物で、人を本当の意味で強くするのではないかと思うからです。


大きくなったら自分もまた誰かに、優しく出来るようになる。。。


闇のインパクトも濃い絵本なのですが、その反面、本当の強さや、優しさにあふれている温かなストーリーでもあり、そのギャップに一気にやられてしまったのでした。。。




以上、2014年に読んだ絵本、ベスト3をさゆの独断と偏見により、あげてみました。。


来年は、もっともっと大人でも楽しめる絵本を探す所存です・・・・。


というか、今年の始めもそんなこと言ってたような(汗)(汗)。


絵本高いのですが、これぞ~~~~~~!!!!というものに出会ったら、来年も目をつむりつつ←


本屋さんで購入したいと思います。笑


良かったら、チェックしてみてくださいね。。。。(≧▽≦)



さゆ