母の最大の関心事は
このR-CHOPの治療が果たして6回なのか8回なのか
それが一番の心配でもあり・・・

やはり高齢ともあって
母は口には出さなくても
あの白血球が下がる時の不調な体調。
今まで経験したことのない倦怠感。
脱毛・・・

いろんな経験をこんな短期間に一気に体験して
本当は早く終わって欲しい
早く治って欲しいと思っていたと。

今後の治療の判断は自分では出来ません。

そんなわけで5クールが終わった後に
外来の主治医、教授が途中経過をCTで!という
予約をすることになりました。

そのCTの結果次第で今後の治療が変わってきます。

出来ることならこのまま寛解して
6クールで治療は終了したいと心底思いました。
季節は夏で
うだるような暑さの中
そして満員電車での通院はもう母には過酷過ぎたのと
どこかで
「母は治る」
と信じて疑わない気持ちがありました。

子供って母親にはいつまでも元気でいるものと
信じて疑わないのでしょうか。
確実に老いていく母親を見ても
ずっと元気でいると真面目に信じてしまうのです。
私がそうでした。

でも心のどこかで
妙に冷めた自分もこの頃出現していました。

母はがん。
そう簡単に治るわけがない。
それにもう70歳。

髪が抜け
あの元気だった頃の母とは別人のようになってしまった姿
現実をしっかり受け止めなくてはいけないと
この頃から私自身
何か心算をする自分がいました。

何はともあれ
CTに賭ける!

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●近況つれづれ●

毎日母のいない実家に立ち寄って
留守番の息子の洗濯をしたり
夜食を置いてきたりと
何かと用事を済ませていますが・・・

やっぱり母のいない実家は静まり返って淋しいです。

もう帰れないかな?と何度も覚悟したのですが
来週またこの家に母の姿を見ることができます。

いつものように電話で母と会話したら
先生が来週の頭、月曜か火曜に退院で!
とのお言葉をいただいたそう。

ですが、母の場合は寛解しての帰宅ではないので
手放しで喜ぶことは出来ません。
でも、そんなこと言ったら母が悲しいので
寛解したかのような気持ちで迎えます。

母も寛解したと錯覚して帰宅して欲しいです。

今日、となりのベットの奥様のご主人が
山菜の天ぷらを作ってきて
母にもおすそ分けしてくれたそうで・・・

食欲が減退して体重が3kgも減ってしまった母が
久しぶりに
「本当に心の底から美味しかった」
と嬉しそうに報告。

退院したら思う存分
美味しいものばかり食べてくださいな。

そう願うのでありました。

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