~これは9日まで当ブログサイトで公開しておりました「選挙前の不安(特にまだ投票先を決めていない人達へ)」の改訂版です。~
さあ、いよいよ選挙が近付いていますね。・・・しかしなんか不吉ですねぇ。「自民圧勝」ですか・・・!?
何が不吉・・・ってぇと、日本の民主主義の前途に大きな壁が立ちはだかっている感じ、と言いましょうか。別にこう感じているのはわたしだけではないでしょう。何かが「
オカシイ 」感じ。
たとえば、別にわたしは郵政民営化反対ではないし、自民の反対派やいわゆる抵抗勢力のような保守的な考えの持ち主でもない。ただ、民主的な政治を望んでいる日本の一市民。
な・の・に、抗い難い力で「反小泉自民」の烙印を押されているような不快感と鬱積した不満・・・。言ってみれば戦争前のファシズムが吹き荒れたヨーロッパでも「こんなんだったのかな?」という感じ・・・。な~んかキツネにつままれているような・・・。(そう言えば、
このサイトの小泉さんのパロディ
は痛烈ですゾ!(開けた時は始め”カァーーーっ”とか書いてあってちょっと恐ろしいですが、少し待つと写真が出てきます。))
その不満の中身。例えば、:
1.郵政民営化
以外の問題を取り上げたらいけないのか? あるいは小泉さんの言う「郵政民営化」法案が本当に日本に利益をもたらすのか、ちゃんと説明されたのか? そして我々が何も知らされていない
今後の具体的な政策は・・・?
2.日本の国はアメリカ以外に、
民主主義の歴史の長いヨーロッパや地理的に近い中国、ロシアと仲良くしちゃいけないのか? または
日本はアメリカから政治・経済的にもう少し距離をおいてはいけないのか(なにも決して「断絶」しようというわけではない!)?
3.
なんで選挙期間中ブログで記事を自粛しなきゃいけないの? あるいは、
選挙前、なんで放送局までが急に大人しくなるの? (ライブドアのブログ、ほんとに政治のカテゴリーがなくなっちゃった!;たくさんの人が抗議としてライブドアのバナーを取り止めたり、ライブドアのブログサイトから出たりしている!)
4.(これはサーフしててわかったことだけど、)なぜ
急に総務省の統計局が選挙前だからと言って家計調査の発表を辞めたの? 国民に失礼じゃない?
などなど・・・。要するに
小泉政権はわれわれから真実を隠しているのではないか? という疑問にしかるべきソースから何もだれも答えていない。
これでは
「小泉改革」の名のもとに日本人の大事な日常生活と民主主義までがなし崩し的に侵されて行く感じ。 ・・・まるで何か大きな力で、わざと日本の民主主義がねじ曲げられて踏みにじられているという感じ・・・。
そんな思いの中、またいくつかインターネットでサーフしてたら、いろいろ出てきましたよ。そしてそのどれもが実によくつじつまがあい、しかも漠然と私が考えていたことと合致するんです。;それをまとめると、こういうイメージになりますか・・・:
その心はってぇと、ちょっと、下記について一緒に考えて下さいね。
1.
小泉さんのやり方に対する不安(民主主義ではなく、どちらかというと、ある種のカルト !)
もうこれは、何をか言わんや。選挙のやり方をみても分かる通りです。具体的説明全然なし。絶叫だけ。
しかも、彼の在任中の
ここ4、5年で国民の経済生活は年を経るごとに確実に困窮している (
国民の家計調査
/
その消費調査
<いずれもpdf形式>)。
保険や年金の問題はそのままほったらかされて いる。
官僚の天下り先であり、相変わらず日本の借金を生み続けている道路公団の「民営化」は、一体どうなったの? ・・・・
前回衆議院選挙の時の自民党のマニフェストは新聞各紙や経済団体の評価でもほとんど何も成果を残していない 、と言っていい。
小泉さんが信頼を寄せる日本経団連の奥田碩(おくだひろし)会長の「
日本の将来を考えての提言に対して小泉総理は一顧だにしていない。 」という。それで奥田会長の小泉さんへの評価は「実行スピードからみれば
百点満点中十五点(!) 」と厳しい。(阿部和義、「奥田碩『財界総理』の猛語録」、文芸春秋2005年9月号より)
「民間にできることは民間に」なんて言いながら小泉さん、
「政府のできることは政府がやってない 」ではないか(今だに役人丸投げ)。
確かに小泉さんは今までの自民党がやらなかったことを
少しは やった。例えば民間の有識者による審議会を今までよりも大胆にやったりした。それは評価できるだろう。そして郵政の民営化へ着手したことは将来的にはいい方向が打ち出されたと言って言いだろう。しかし、それが他のすべてを覆うような偉業だとはとても思えないどころか
この4年間、他に問題が山積みになってしまった。
そういう本質的なことから「逃げて」、
「斬新なイメージ」と安心感のある「適度な保守性(自民党にいるからというだけのこと)」だけでとんでもないポピュリズム政治を作り出してはいないだろうか? (これと対称的なのが、民主党の岡田さんだ。彼の主張には一定の筋が通っている。ただ如何せんイメージ的にあまり人気がないのが欠点だ。)
そうしたポピュリズムを最大限に利用すべく、
小泉さんは選挙戦略として「IQの低い、老人や女性(!)」を対象に、始めから「郵政民営化」一本やりがはじめから計画されていた そうな。(
立花隆「メディアソシオーポリティックス」第38回「資金量350兆円の世界最大の銀行をつぶした後に残るもの」
)・・・何をかいわんや、である。
小泉さんを取り巻く応援団に関しては、
「集団的に熱狂するカルトにはカリスマがなくては 。」
と手厳しいのは有名な森永卓郎さん。「柔軟性」とただの「軽さ」は違うことを有権者はもっと見極めなければいけないのではないだろうか。
彼の郵政民営化に固執するその異常さには
極めてまっとうな疑問
が以前から表明されていた。そしてそれにはこの選挙前に及んでもほとんど答えを示されていない。先の立花隆の文章(
立花隆「メディアソシオーポリティックス」第38回
)全体(全5ページ)が今回の小泉政治に対する疑問の集約です。
さらに小泉さん、
「選挙で過半数とって政権存続ができても(4年の任期の)1年で首相を辞める。」 とは、どういうこと?・・・先日、「ドイツも今同じ解散総選挙」ということでドイツ人の友達と話していて、わたしがこの話をしたら、彼は空いた口が塞がらなくなった。・・・そして首を横に振りながら、一言。
「そりゃ、ひどい、無責任。論外だ・・・。」 って驚いていた。・・・やっぱりそうでしょ? 自民が勝った場合、我々は
今後の4年間を小泉さんに 託す わけでしょ・・・?
2.
ホリエモンに対する不安(もしかしたらただの守銭奴 ではないのか・・・?)
まずは彼の
今までの言動のまとめ
を。
この不安は
政治と経済活動の違いを多くの有権者が混同してはいないか
、という不安と同じ。
つまり、金儲けの方法で日本の政治をやられた日には、
利潤を生まないものにはお金が流れなくなるので、一般の日本人の生活は文字どおり「奴隷」となる でしょう。
例えば、
多くの国で近年、水道事業がいったん私企業の手に渡った結果、水道代が高騰し、結局公営の重要性がまた認識され、だんだんと公営に戻りだしている。
(公営企業の不効率やある程度の怠慢、腐敗の問題はもちろんあるが、人間の命の存続に最も重要な天然資源の一つである水の分配には一定の公平性が絶対になければならない。それを一企業にまかせることはやはり大きなリスクとなる。現に途上国の場合は、水源を企業や権力者に独占され、そこが提供するきれいな水の値段が高くて買えないがために一般の貧しい人々が汚い水に手を出し、多くの人々(特に一番弱い子供たち!)が貧困にあえぎながら下痢などの簡単な病気で命を落としている現実! 貧しい人がどれだけ死のうが企業はもともとそれに責任を持つ主体ではない。こうした責任を持つのはあくまで政治であり、政府である。)
したがって
政治にはどうしても企業活動では埋められない公的に重要な働きがあるのだ。
ホリエモンの政治思想? ・・・ホリエモンは
自民から「無所属」で立候補する前は民主党の岡田さん(彼の友人でもある。)に接触して民主党から出たかったらしい。それを岡田さんから断られ
ると、今度は一気に自民に走った。 そりゃちょっと虫が良すぎないかい?
要するに
彼は自社(ライブドア)の株が上がり、郵政民営化で政治家の地位を利用して一儲けできればそれでよいのだろう 、という風にわれわれはどうしても考えちゃうよ。
企業の所有者が政治家になった場合、その有利な立場を利用して自分の企業に利益誘導するのは簡単 なことだろう。でも
それは公私混同 になる。つまり
政治家としてモラルが問われる ことになる。それでも
自分の利益獲得に奔走する資本家に一国の政治を握られることの恐ろしさ を、もっとみんな真剣に想像してみよう。
3.
ナショナリズムぼっ興の不安(靖国神社に対する若者の誤解;彼等はヤスクニのことを知らないのでは?)
靖国神社には
戦犯が祀られている ことはみなさん知っていると思うが、
戦争で犠牲になった数百万人の無実の日本国民は祀られていない ことは案外知らない人が多いと思う。
それに、靖国に行った人はわかると思うけれど、あそこ(正確には付設の
博物館「遊就館」
)には軍人の遺品のみならず、
戦闘機から戦車まで、戦争遂行の道具が所狭しと陳列されている 。
これで何が「国の平安を祈る神社」の施設なのか!? このややフェティッシュな兵器コレクションは
「平和を願う」道具としては、果たしていかがなものだろうか・・・?
答えは簡単だ。
あれは日本古来の伝統的な本当の神道(自然神道)の神社ではない。
国威発揚と戦争の遂行のために明治期に意図的に計画・建立された国家神道のための神社なのだ。 当時、西洋列強に追い付け、追い越せとやっていた日本政府がキリスト教のようなみんなに共通した精神的な柱を作りたかったらしい。それで急きょ作られた。その経緯は
「平和を祈る遺族の叫び」(小川武満、新教出版、1983年) に詳しい。(現在品切れ状態。)
だから実際は靖国はその不純な成り立ちからして本当の神社とは全く似て非なるお粗末な代物なのだ。
神社の境内はさも荘厳に見えるけれど、ああいうデザインや雰囲気は基本的に日本全国の神社のどこにでもあるものだ。 もともとの古くからの自然神道の大きな神社(出雲大社や伊勢神宮などは素晴らしい!これらと比べてみて下さい!)を参ったことのある人ならだれでも知っているはずだ。
靖国はその伝統的な出で立ちを東京の一角に政治目的で拝借したに過ぎない。 軍隊に若い人を引き付けるにはカッコいい制服や荘厳な雰囲気の集会場が欠かせないのは古今東西の軍隊の常識だ。 百年前の為政者のそういう陳腐なアイデアに雰囲気だけでだまされてはいけないゼ!
わたしの知る限り、同じ枢軸国であったドイツでは、国教である
キリスト教はナチスによって徹底的に従属させられるか迫害され、多くの障害者や牧師・神父が殺された。 それはキリスト教徒が守ろうとしたもの(言ってみれば、人間愛)がナチスの政策と相容れなかったためだ。
ナチスドイツの障害者抹殺計画では、ナチスはそうやって「役に立たない奴」はたとえ同国人であろうと殺していったことは日本ではあまり知られていない。
キリスト教会もその恐怖政治のもとでは決して一枚岩ではなかったであろう(ユダヤの虐殺に手を貸してしまった者もいたようだ。)。しかし、ともあれ、そうやってドイツでは大戦中も
キリスト教は人々を身を挺して守って来た。
それに対して日本の神道はどうであったか? それは日本において昔から行われて来た、素朴な海や山の神様を農作業のあとさきに崇める素朴な信仰ではあっても、高度に武装した近代国家の軍政と対峙できるような精神的支柱になりえる哲学を備えた宗教などにはほど遠いものであった。(ただし、和歌山の世界的植物学者であった
南方熊楠(みなかたくまぐす)
はスゴイ人で、彼は国家神道のやり方(もともとの神社の森を中央の力で強制的に伐採しようとした政府のやり方)に断固として反対した。彼の努力によってはじめて全国の神社の鎮守の森が守られた、という日本初の環境保護運動の歴史がそこにはある。彼こそが日本が誇れる神道の英雄なのだ!)
で、靖国神社にいたっては政府によって戦争に行く人達の精神的支柱とまで祀り上げられ、むしろ人々を戦争にかりたてたのだ。つまり、
軍事国家にその素朴な民衆の信仰がただ利用されただけだったのだ。
・・・残念ながらこ
の苦々しい事実を古い戦争世代の方々は今にいたっても精神的になかなか受け入れられていない。 「あの戦争中の熱気は何だったのか? 靖国のためにすでに死んでしまった家族や友人に申し開きができない。」と言う、もっともな人情があるからであろう。悲惨な話ではないか・・・。
だからみなさんも、「靖国」をあまり気楽に信じないほうがいいよ。信じると、きっとわれわれの前の世代のように、あなたも、将来、ただ利用されるだけだから!
それに、
日本国憲法の政教分離のもとでなぜ、首相が靖国にお参りできるんだ?・・・これ、純粋に憲法違反だよ 。明らかに。(日本国憲法はこうやっていろいろなところで官僚や権力者によってないがしろにされている。これを追求できるのは、われわれ国民だけだ。)靖国をはじめ、政治家や役人にこれほど無視され続けた憲法もめずらしいでしょうがね。言っておきますが、わたしは左翼ではありません。日本の民主主義を希望するしがない一市民です。
4.
マスコミ規制を通した情報操作・言論統制の不安
左写真の方は、ちなみに(財)日本世論調査協会の中西尚道 会長であります。以下の文章には関係しておりません。念のため・・・。
マスコミ報道の問題については、まず
これ
を読んで下さい。これが事実だとすると一体だれがそうさせているのか・・・? これは
言論の弾圧と同じだ。ただそれを真綿で首を絞めるような見えにくいやり方で巧妙にやっている としたら?
さらに、ここにきて
主要各新聞がみな同じように「自民圧勝」を新聞の第一面に載せています。これに関しては最近、ややうさん臭い現象 に気付いた。:
今、わたしの手もとには9月3日と4日の朝日新聞があります。(上図)
まず3日の記事の第一面(左側)。「無党派層8割が「未定」比例区の投票先 自民減り23% 民主接近16%」と目に映る。そして、次の日4日の同じく第一面(右側)。「自民優勢 過半数の勢い」そして「
序盤 の総選挙情勢 本社調査」「与党で安定多数も公明は苦戦共・社横ばい 民主不振、後退か」とある。・・・
なんで選挙前10日のデータが無視され、選挙1週間前になって「序盤 」の調査結果が最終的な選挙結果予想として第一面に載るのか?
同じ現象は数日前にみた「週刊現代」の記事でも 経験している。一見、「また『自民大勝』が最新の調査結果かぁ」と思いきや、よく読むと記事の内容から対談は解散直後頃に行われていたこと
がわかる。データも古い。これは明らかに意図的な情報の誘導ではないか!
要はどうも
民主党を筆頭に野党が躍進している印象(実際民主は9月1、2日の比例区調査では増加している。)を読者に感じさせないようにしているのではないか!いかがわしい!!!
そしてこれもマスコミではほとんど報道されていない事実。
元レバノン駐在の日本大使であった天木直人氏が小泉さんと同じ選挙区で無所属で立候補したこと。 天木氏は大使在任中にイラク問題で小泉首相と対立、大使を辞任し、外務省暴露本
「さらば外務省!ー私は小泉首相と売国官僚を許さない!」 を出して
マスコミがわんさか報道した時の人 である。
天木 直人
さらば外務省!―私は小泉首相と売国官僚を許さない
天木 直人
さらば小泉純一郎!
天木 直人
ウラ読みニッポン―新聞ではわからないことがわかる本
普通ならばマスコミはこういうネタが大好きなはずではないか!? それがなぜ今、まるで申し合わせたようにこのことが新聞紙上で報じられないのか? 何かと言うと、テレビ、新聞では今だにホリエモンや女性「刺客」と反対派議員のことばかりが報じられているのは
明らかにオカシイ。偏向報道だ。
こうしてよく見てみると、
いかにマスコミ報道が今ゆがめられているか 、これだけでも読者の方々にはご理解いただけたのではないでしょうか。こうした報道のゆがみによって今までどれだけわれわれの選挙の結果に影響していたか、考えると不快だ。 われわれは
そういうマスコミの規制でだれが一番得をしようとしているか 、ちゃんと見極めなければならない 。
そういうズルイ人達がもしヨン様ならあなたは許すのかもしれない。それはそれでいいでしょう。しかし実際にはタレントと政治家の違いは大きく、タレントはどんなにわがままでもそれが「アート」として許されるが、
公的な使命と責任のある政治家の場合はジョークにならない国民に対する冒涜的な「犯罪」であること をよく知っておきましょう!
これはとりもなおさず、
我々に知らされていないことがこの日本にはまだまだたくさん「隠されている」 ということだ。
マスコミの方々の猛省を促したい。権力にこびるのであれば、あなたたちはペンとカメラを持ち歩く資格はない! 国民をバカにするな!!! 国際的に日本のジャーナリズムが白い目で見られているのは正にここに起因している。
5.
アメリカによる統制の不安(あらがいようのない力での統制)
これは先の立花隆の文章をご参照下さい。(
「米国の関心事は350兆円におよぶ郵政マネー」
「日本の政治を動かすアメリカの意志」
)
日本には油田があるわけでもない。ただ優秀な労働力とお金という富があるだけ。「民主主義」の名のもとにアメリカがイラクに侵攻したように、かたや国際的に「内政干渉」のそしりを受けながら日本を目に見える形で占領する意味はアメリカにはないでしょう。
ということはだれかを使って
日本を間接統治する ほうがずっとアメリカにとっても有利でしょう。そしてこれはかつて中米(アメリカの「裏庭」と呼ばれる。)の
ニカラグアでアメリカがやった方法と同じ なのです。
このサイト
の「欲望の王朝(ソモサ独裁政権時代1933-1960)」を読んで下さい。それがどんなに非民主的な政権(実際に多くの人々が搾取され、虐殺さえされている。)であろうともアメリカは手を組んできた歴史があります。
アメリカは自分達で口で言うように「民主主義の旗手」ではない のです。
ついでに
近年アメリカがやってきたこと
を御覧下さい。ブッシュ政権を考えるいい参考になると思います。
いずれにしても
アメリカが今関心あるのは郵貯の金だけ 、と考えて間違いないでしょう。この選挙も含めた
日本の富と民主主義はわれわれ国民が守るしかない のです!
もしこれらの不安が本当なら、小泉さんは「
自民党をぶっ潰す! (これはある意味、どんどんやってくれぃ!)」だけでなく、「
日本自体(の民主主義)をもぶっ潰す! (闇や官僚の世界をぶっ潰すのではなく!)」ことになりはしないか、という不安が頭をもたげてきませんか?;
「日本の右翼やヤッちゃん達がアメリカ軍から徹底的にやっつけられる」の図は、ある意味爽快だけど、それはそのままで、
「国民の選挙(民主主義の過程)がアメリカの黙認のもとで骨抜きにされ、日本の富がどこかに持ち去られる」の図だけは絶対にイヤだ! それは日本の主権の放棄であり、今まで見て来たようにもしアメリカがそれに関わっているのなら明らかにそれは日本の主権の侵害だ!!!
以上見て来た、長い長いお話におつきあい有難うございました。
でもなぜ今この「不安」に焦点をあてるかと言いますと、それは私が小泉さんを個人的に嫌いだから、ではないのです。ちゃんと理由があります。
・・・昔から「火のないところに煙は立たない」と言ってある通り、戦後60余年に及んだ自民政権のもとでの確信的な不正と腐敗の事実がすでに一人の
民主党の議員石井紘基(こうき) 氏によってあばき出されているからです。
彼は一人でこの巨悪に挑み、そしてある日、本当の刺客に殺されてしまいました。 今回の選挙に及ぶに関し、わたしはこの
本当の英雄のことを思わずにはいられません。
みなさんも彼が見たものにもし触れてみたいということでしたら、稚拙ですが、わたしの
9月6日付の小記事(「選挙前に知っておくべきこと」;リメンバー石井こうき事件)
を御覧下さい。日本の凋落に直結する、現自民政権が内包する未曾有の腐敗に関して皆さんのご理解のほんの助けになれば幸いです。
・・・日本の国は2、30年後にはこの地上からなくなる、と予想する人もいるくらいだから、その文脈からすると今度の選挙がその没落の始まりなのかなぁ、なんて想像するのはどうもわたしだけはないらしい。・・・
アァ~嫌だ。もう!
だから、今度の選挙、みんな郵政問題だけの是非や小泉さんのパフォーマンスだけに左右されずに、
真剣に候補者と政党を見て、(あるいはこの記事を参考に!!!)熟慮の上で投票しましょうネ!!!
(
筆者注:トド本人の個人的な不注意により、9日まで公開しておりました同じ内容の記事の文中、元レバノン大使天木直人氏に関する記述に誤りがありましたことを改めてここでお詫び申し上げます。以前の誤った記事に関しましてはその後それが判明次第このブログサイトから削除しました。TB等もたくさんしていた関係で多くの方にご迷惑をおかけしましたことご容赦ください。また、これをいち早くわたしにご報告いただいたgegengaさんには改めてお礼を言いたいと思います。有難うございました。天木直人さん、応援してます!!!頑張って下さい! トド)