実家のお店である「和藍さんぽ道」に
【SAYO CAFE】の衣達を納品した時、
妹は食い入るように見て、
全てを試着^^;
そして、どーーーーしても忘れられない1着と出会ってしまったのでした。
それが、コチラ
これ、試着中の画像なんですけど、
妹のこんないい顔を見たのは初めてかも。
妹は、革のポイントの付いた黒リネンの同色パッチスカートに一目惚れ。
お店がオープンする11/1まで、毎日これを見に来てました。
けどね、妹んちは母子家庭で、
妹の働きだけで娘の学費や生活費全般をまかなってるんです。
だから、このスカートの\12,800という金額は
彼女の懐事情からするとかなり厳しい。
それでも妹は、
「これはわたしが絶対に買うんだから、誰にも売っちゃダメ!」
と母に申し渡していたそうです。
そんな中、あるお客様が、
飾ってあったこのスカートを指して、
「これ下さい」
・・・・・・・・・(゚_゚i)
母はわたしのことを考え、売るつもりでいたそうですが、
ちょうど週末で手伝いに来てた妹が、
「すみませ~ん。
こちらは売約済みなんですよ~」
母は・・・・・・・絶句(・Θ・;)
「あんたね~、お金も払ってないのに
売約済み売約済みって言ってたら仕事になんないよ」
そう母は言ったそうですが、
「絶対に買うもん!」
そう妹は言い張ったそうです。
わたしが茨城からお山に帰った後も
毎日お店にすっ飛んで来てはこのスカートを
じーーっと眺めに通ってた妹。
しかし、他のお客様からも人気のスカートなので、
いよいよ妹は母に相談したそうです。
「家族割引でもう少し安くなんないかなぁ~って
おねーちゃんに聞いてくんないかなぁ」・・・と。
母から、気が狂ったかのような妹の行動を聞き、
わたしもびっくり仰天。
だって・・・洋服になんぞ興味のないタイプの妹なんですよ^^;
わたしとは真逆のタイプ。
その妹が、このスカートが夢にまで出て来ると聞き
なんだかわたしは、衣作りに対する勇気をもらいました。
服に興味を示したことのない女性の気持ちを揺れ動かす
そんな衣をわたしは創っているのか、と。
昨夜、妹に電話して、
「あんた来月誕生日だよね。
ちょっと早いけど、あのスカート
誕生日プレゼントであげるから持っていきな」
と言うやいなや、
「やったぁーーーーっヾ(@°▽°@)ノ」
・・・奇声に近い声^^;
女手ひとつで、これからまだまだ学費もかかるであろう娘を育て
週末にはわたしの為にとお店を手伝ってくれ、
そんな妹に対するバイト代だね♪
それに、妹ってば会社へ行って
ものすごい数の【SAYO CAFE】の商品を売りさばいてるし・・・。
お前はちゃんと仕事してんのかぁ~~~(^▽^;)
妹を通じてのオーダーもたくさん頂いてるし、
あり難さで一杯です。
何より、妹が毎日毎日通っては眺めてくれたスカート。
スカートもきっと妹んとこへ行きたがっていたんだろうな~って
そう思います。
「おねーちゃん、ありがとぉ~」
そう言った妹に、
「その分、頑張って店の営業しろよ」
と言ったら、
「頑張っから!」
そう嬉しそうに言った妹の声が
わたしにはとってもとっても励みです。
あっ・・・、このスカートはちゃ~んと展示用のを補充製作しますし、
オーダー分は製作しておりますので
オーダーくださってるお客様、ご安心を♪
tetoteはココだよ






