セッションが「迷子」にならないためのポイント。 | 福岡 共感ヒーリング ATHANAHA(あたなは)

セッションが「迷子」にならないためのポイント。

セッションは

「翻訳力」なんですよ。

これって、赤ちゃんも子供も、周囲の人、家族やお友達や、そしてクライアントさんも、同じ。
 

私たちが話している「言葉」そのものは、その言語を話す社会において、多くの人が「これはこういう意味」と認識している「記号」みたいなもの。

言語ってそういうものです。
単なるシンボル
 


通常の会話って、双方が共通の認識を持っている言語、日本人なら「日本語」という「道具」を使って、お互いの意志を伝えて理解し合おう、という行為です。

 


ある人が伝えたいことがある時は、その人の言葉、例えば日本人なら「日本語」で表現し、それを聞いた人は、その言葉(日本語)の意味として理解しようとします。




一見、同じ言語なら正しく通じ合っているように見えるやり取りは、実は、大なり小なり食い違っているものなんです。



言葉でのコミュニケーションというのは、よくて「大体伝わってる」レベル、


なんなら

「実際はたくさんの認識違いがあるのに、それに双方気づかないまま『伝わってる』『理解した』とお互い思い込んでる」、なんてことだらけです。




どんな単語を使い、どんな文章、言い回しにするのかは、人によって違います。



セッションだけでなく、日常会話でも、「会話」というものは、厳密には「言葉の意味=その人の言いたいこと」ではありません。


特に、「悲しい」「ムカつく」「落ち込んだ」など、一般的な言葉ほど、人それぞれその奥にある「感覚」は全く違います。
 
 

一般的な言葉は、意味自体は誰でも分かります。

だからつい誰もが、自分の解釈で「そういう意味」だと思い込んでしまって、「ちゃんと理解した」ものとして、無意識に流してしまいがちなんです。



 

でも実は、分かりやすく誰でも知っている言葉ほど、注意深く吟味する必要があります。
 
その人が「どういう感じ」で、
「どういう気持ち」なのか、

言葉の奥にある本当の感覚感情を「聴く」姿勢が必要なんです。
  


セッションは、「言葉は聞いてもとらわれず」


その奥にある「本当の意味」

その人がそれを言いながら感じている「感覚感情」

そこにこそ集中しないといけません。



相手の話す「言葉」ではなく、その奥にある「心の声」を聴くんです。
 


私は、セミナーなんかでよく言いますが、

「クライアントさんの話は聴くが、言葉そのものに惑わされるな」

なんですよ。