指導法講座にいただいた問い合わせ。

 

中学からヴァイオリンを始めて

 

4年制の音大を卒業したけれど

 

重音スケールを弾いたことがない

 

人前で演奏することに自信が持てない

 

こんな私ですが受講できますかというもの。

 

 

こういう人がいるだろうなと予想はしていたものの・・・・

 

フィンガードオクターブと10度スケールを

 

やったことがないというのは、まだわかります。

 

3・6・8度もというのは驚きでした。

 

 

 

  ほとんどの音大は定員割れが続いている

 

 

昨今の音大は厳しい状況です。

 

東京藝大と桐朋学園が最高学府として君臨していますが

 

そこも年々志願者が少なくなってきており

 

全体の音大のレベルはどんどん下がっています。

 

ほとんどの音大は定員割れが続き、

 

ことヴァイオリンに至っては、

 

学年に一人いるかいないかという大学もあるほどです。

 

 

指導する生徒がいないとヴァイオリンの先生は辞めてもらうか、

 

在籍しているだけの非常勤講師になります。

 

いや、在籍すらもだめなことがあります。

 

講師は生徒を入れなければ自分の仕事がないので

 

大学に生徒を入れたいという思惑があります。

 

 

大内孝夫著「音大崩壊」には

現状について著者の考察が書いてあります。ご興味があればどうぞ。

 

 

 

 

 

  今やらないと死ぬまでやらない

 

問い合わせがあった方には、

 

「もちろん受講してください

 

修了証が出せるかはやってみないとわかりませんし

 

1回目で合格できなくても

 

再受講で修了証を取得している人もいますから

 

まずはやってみましょう」と返信しました。

 

 

 

ひたすら曲を弾いてスケールは後回しだったのか

 

レッスン時間を曲を仕上げるために使いたかったのか

 

その方の指導者のお考えはわかりません。

 

 

卒業後、ヴァイオリンを教える職についたとき

 

重音スケールができなくても、初歩から中級程度は指導できますが、

 

その後に繋がらないのです。

 

 

ちなみに、私は重音スケールは早々に指導します。

 

指導順序で早すぎることがないのがスケールです。

 

むしろ、スケールを先にやっておけば、後々の進度が早くなります。

 

 

このブログの読者でヴァイオリン講師をしていて

 

重音スケールをやったことがなく

 

指導法講座受講に尻込みをしている方は、

 

ぜひいらしてください。

 

 

いま、やらないと、死ぬまでやりません。

 

やったことがない後悔をするよりは、

 

いま、チャレンジしましょう!

 

重音スケールまでの道筋は指導法講座でお伝えします。