今月のヴァイオリン指導マスタークラス、テーマは「スケールワーク」。
和声のⅠ・Ⅳ・Ⅴを理解し、調性の仕組みをするシステムを作りました。
その指導法を実践的にがっつり講義しました。
ヴァイオリンは旋律楽器であるが故に、和声感がつきにくい楽器です。
この和声感をどう指導するか・・・ 長年、音を並べるだけで機械的に弾いてしまう子の指導に悩まされていました。
和音には感情があります。
その上に旋律が乗って、ドラマが展開されていく、それが曲です。
どんな旋律の背景にも和音があり、そこには感情があります。
楽しい、嬉しい、悲しい、暗い、明るい、、、
この感情があってこそ、音楽なんです。
その根幹を教えるためにも和声や調性感覚は必須。
最初に触れる長音階は主音に向かう感動を教えられたら・・・ それを生徒に伝えられれば、その後の曲を弾くときの音程の取り方は必然として変わってきます。
ただ単純に、「ここは半音だから指はくっつく」と教えるのか、
「これは導音で次の音は主音だよ」と教えるのか。
さて、どちらの方がいいでしょうか?
当然ですが後者の主音に向かう感動を教えればいいですよね!
そんなことを熱く熱く語った時間でした。
この「スケールワーク」を知りたい方はオンラインでも講義します。
また、マスタークラスは2020年4月までは途中からの受講可能です。
詳しくはHPからお問合せください。